宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2022/10/16 10:20 更新 太陽風の速度は570km/秒に高まり、高速風になっています。 担当 篠原 SOHO衛星LASCO C3、C2で、 太陽の右下から接近する小型の彗星が撮影されています。 昨日紹介したCME(コロナ質量放出)の動画でも 少し見えていたのですが、 その後、太陽に更に近づいています。 CMEが広がる様子と併せてご覧下さい。 太陽は、西の端(右端)の向こう側に進んだ3112黒点群で、 昨夜、15日23時(世界時15日14時)に C6.1の小規模フレアが発生しています。 領域が見えなくなっているので、 本当の規模はこれよりも大きかった可能性があります。 その他ではフレアは特になく、 この後、太陽は穏やかに推移しそうです。 太陽風は、450km/秒から570km/秒へ速度が上がり、 高速風になっています。 磁場強度は、12nTから5nTへ下がり、 平均的な状態に戻っています。 27日周期の図で、 前周期の9月18日に始まっていた高速太陽風の領域が、 回帰してきた様です。 前回は500km/秒前後の高速風が3日ほど続いています。 今回はどのような変化になるでしょうか。 磁場の南北成分は、南北に変化しています。 磁気圏の活動はやや強まっている程度で、 AE指数は、500nTの中規模の変化が3回程度です。 太陽風の速度が高まって来たので、 この後は磁気圏の変化もより強まるかもしれません。 太陽の右下側から小型の彗星が接近しています。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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