宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:47)
今日、C2.2の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/11 04:14 C2.2
9/10 20:07 C2.6
17:37 C1.9
9/ 9 11:03 C2.0
01:52 C2.1

黒点  9/10 (NOAA)
磁場 フレア
3092 1 α ---
3094 1 α ---
3096 9 β C2
3097 3 β C1
3098 8 β C1

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:36 451 +1.3
-2 h 487 -2.5
-4 h 462 -2.4
-6 h 446 -1.1
-8 h 444 +2.8
-10 h 453 -4.5
-12 h 450 -4.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
08:30 -22 -/ -
-2 h -24 -/ -
-4 h -21 -/ -
-6 h -33 -/ -
-8 h -43 -/ -
-10 h -47 -/ -
-12 h -26 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.8 2x10^4
9/11 1.3 3x10^4
9/10 1.3 3x10^4
9/ 9 0.7 6x10^4
9/ 8 0.5 5x10^4
9/ 7 0.5 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 9/ 6 13:31 太陽の反対側でCMEが発生しました。高速の太陽風が続き、磁気圏も活動的です。
2022/ 9/ 7 13:29 高速の太陽風が続いています。8月の黒点相対数は 75.4 でした。
2022/ 9/ 8 13:31 太陽風は高速の状態が続き、磁気圏の活動も続いています。
2022/ 9/ 9 13:23 高速の太陽風が続いていますが、速度は次第に下がっています。
2022/ 9/10 09:51 太陽風は平均的な速度に下がっています。磁気圏も穏やかになっています。
最新のニュース

2022/ 9/11 08:47 更新
太陽風は平均的な状態です。磁気圏の活動はやや活発です。

担当 篠原

400km/秒に下がっていた太陽風の速度は、
昨日のニュース以降は少し上がって、現在は450km/秒です。
変化は小幅で、平均的な状態は続いています。

磁場強度は6nTと、こちらも平均的な状態です。
南北成分は南向き(マイナス)の変化が目立つ様になり、
-5nT程度の変化が頻繁に発生しています。

このため、磁気圏の活動は少し強まっていて、
AE指数は、500〜1000nTの中規模の変化が次々と発生しています。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
中心部にコロナホールは特に見られません、
太陽風は穏やかに推移しそうです。


太陽は、南東(左下)の黒点群で
C1〜2の小規模フレアが度々発生するようになっています。
この後、規模が大きくなるでしょうか。


放射線帯の高エネルギー電子は、高まった状態が続いています。
太陽風が平均的な状態に戻っているので、
この後はゆっくりと減少していくでしょう。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC



27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子 ( 2 MeV 以上 ) の変化
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。