宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2022/ 9/ 7 13:29 更新 高速の太陽風が続いています。8月の黒点相対数は 75.4 でした。 担当 篠原 WDC-SILSOより、8月の黒点相対数は 75.4 と発表されました。 今年の3月以降、78.6、84.1、96.5、70.5、91.4、そして、75.4と、 100の手前で上がったり下がったりの変化になっています。 1枚目のグラフで11年前の第24期の推移を見ると、 2011年は、8月までは60前後と 今回よりも少し低い値で上下していたのですが、 9月に急に120へ上昇し、100台が4か月続いています。 今期もこの様な変化が発生したりするのでしょうか。 引き続き長い目で注目してください。 現在の太陽は、活発に活動を続けていた3089黒点群が 西の端に沈んだため、穏やかになっています。 X線グラフは、C3.2の小規模フレアが最大の変化ですが、 これも3089群で発生しています。 太陽風の速度は、 600km/秒から550km/秒へ一段下がっていますが、 高速の状態が続いています。 磁場強度は、6nTから5nTへ少し下がった程度で、 平均的な状態です。 磁場の南北成分は、 0nTを挟んで南北に変化する様になっています。 磁気圏の活動は続いていますが、規模は少し小さくなり、 AE指数は、500〜800nTの中規模の変化が続いています。 SDO衛星AIA193では、 コロナホールは西の端に達して、見にくくなっています。 高速太陽風はどこまで続くでしょうか。 放射線帯の高エネルギー電子は増加した状態が続いていますが、 規模は昨日と同じくらいです。 太陽黒点相対数の長期変化。8月の黒点相対数は 75.4 でした。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 8月の太陽黒点の推移。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子 ( 2 MeV 以上 ) の変化 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |