宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:51)
昨日、C2.1の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/10 --- ---
9/ 9 11:03 C2.0
01:52 C2.1
9/ 8 --- ---

黒点  9/10 (NOAA)
磁場 フレア
3092 1 α ---
3094 1 α ---
3096 9 β C2
3097 3 β C1
3098 8 β C1

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:45 419 -2.3
-2 h 424 +1.8
-4 h 437 -2.4
-6 h 440 +2.3
-8 h 452 -0.3
-10 h 443 +0.8
-12 h 455 +3.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
09:30 -23 -/ -
-2 h -22 -/ -
-4 h -22 -/ -
-6 h -27 -/ -
-8 h -33 -/ -
-10 h -26 -/ -
-12 h -44 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.6 2x10^4
9/10 0.9 3x10^4
9/ 9 0.7 6x10^4
9/ 8 0.5 5x10^4
9/ 7 0.5 2x10^4
9/ 6 0.5 3x10^4

静か 激しい 非常に


















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SUVI131 (GOES)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 9/ 5 13:51 高速の太陽風が続いています。磁気圏の活動は活発な状態が続きました。
2022/ 9/ 6 13:31 太陽の反対側でCMEが発生しました。高速の太陽風が続き、磁気圏も活動的です。
2022/ 9/ 7 13:29 高速の太陽風が続いています。8月の黒点相対数は 75.4 でした。
2022/ 9/ 8 13:31 太陽風は高速の状態が続き、磁気圏の活動も続いています。
2022/ 9/ 9 13:23 高速の太陽風が続いていますが、速度は次第に下がっています。
最新のニュース

2022/ 9/10 09:51 更新
太陽風は平均的な速度に下がっています。磁気圏も穏やかになっています。

担当 篠原

太陽風の速度は、昨日のニュースの後に500km/秒台を割り、
ちょうど400km/秒まで下がったところです。
9月3日に始まった太陽風速度の高まりは、6日ほど続きました。

磁場強度は、5〜6nTと平均的な状態です。
南北成分は、南北に変化していますが、
北向き(プラス)の時間が次第に長くなっています。
速度が下がってきたこともあり、
磁気圏の活動は次第に穏やかになっています。
AE指数は、
グラフの中程で1500nTに達する大きい変化が発生していますが、
以降は小さい変化が見られる程度になっています。

SDO衛星では、太陽の中心部にコロナホールは見られず、
太陽風は穏やかに推移しそうです。


太陽では、昨夕、9日17時(世界時9日8時)頃から、
太陽を囲むようにとても淡いCME(コロナ質量放出)が広がっている様です。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。
かなり分かりにくいですが、
太陽の右上側を中心にガスが広がっている様です。

SDO衛星の太陽の画像では、対応する変化は特に見られないのですが、
STEREO Ahead衛星COR2でのCMEの広がりを見ると、
太陽のこちら側で発生した現象の様に思います。
その場合、4日後くらいに太陽風の弱い乱れが到来するかもしれません。

フレアは、C1の小さい小規模フレアが2回発生した程度で、
太陽は穏やかです。


放射線帯の高エネルギー電子は、
2機のGOES衛星で1万を超えた状態が続いていますが、
昨日よりも少し減少しています。
太陽風の速度が下がったので、この後も低下が続くでしょう。



太陽を囲むように淡くCMEが広がっています。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子 ( 2 MeV 以上 ) の変化
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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