宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by NIT, Kagoshima College  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:51)
今日、C8.2の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/ 5 13:39 C6.1
11:50 C4.4
10:56 C5.0
06:43 C2.5
01:19 C8.2
9/ 4 22:50 C3.0
21:11 C4.3
20:12 C3.1
19:50 C2.5
19:15 C2.3
16:37 C3.9
14:18 C4.7
13:41 C2.7
13:00 C5.1
11:54 C6.4
08:56 C4.0
06:31 C2.8
05:00 C2.6
01:30 C3.1
9/ 3 21:20 C2.1
15:46 C2.0
04:46 C3.4
02:06 C3.8
01:08 C3.5

黒点  9/ 5 (NOAA)
磁場 フレア
3089 13 βγδ C8
3092 3 β C5
3093 3 β C4
3094 3 β C2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:45 583 -0.2
-2 h 623 +0.7
-4 h 645 -3.3
-6 h 654 -3.3
-8 h 623 +0.9
-10 h 628 -3.3
-12 h 617 -1.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -48 -/ -
-2 h -43 -/ -
-4 h -34 -/ -
-6 h -41 -/ -
-8 h -45 -/ -
-10 h -62 -/ -
-12 h -69 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 1x10^3
9/ 5 0.5 1x10^4
9/ 4 0.5 4x10^3
9/ 3 0.5 6x10^2
9/ 2 0.5 3x10^2
9/ 1 0.5 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 8/31 13:34 3088群でM2.1の中規模フレアが発生しました。太陽風はより高速になっています。
2022/ 9/ 1 12:56 太陽は穏やかになっています。高速の太陽風が続いています。
2022/ 9/ 2 13:25 太陽風は平均的な速度に下がりました。磁気圏は穏やかです。
2022/ 9/ 3 13:31 太陽風は平均的な速度が続いています。フィラメント噴出が発生しました。
2022/ 9/ 4 13:50 太陽風は高速風になり、磁気圏の活動も活発です。3089黒点群でCフレアが続いています。
最新のニュース

2022/ 9/ 5 13:51 更新
高速の太陽風が続いています。磁気圏の活動は活発な状態が続きました。

担当 篠原

太陽風の速度は、
昨日いっぱいは650km/秒とかなり高まった状態が続きましたが、
その後は少し下がり始めていて、
グラフの最後は600km/秒台を割ろうとしています。
高速の状態は続いていますが、ピークは越えたのかもしれません。

磁場強度は、10nTから7nT程度へ少し下がっています。
南北成分は南寄りの傾向が続き、磁気圏の活動は更に高まりました。
AE指数は、1500nTに達する大規模な変化が半日程度続いています。

グラフの後半では、磁場の南向きの変化が弱くなり、
AE指数の変化も500〜1000nT程度に下がっています。
太陽風の磁場強度や速度が下がり始めているので、
磁気圏の活動も規模は一段小さくなりそうです。

SDO衛星AIA193では、コロナホールは西側(右側)に更に進み、
太陽の中心部にはコロナホールは見えません。
高速太陽風は終わりに向かいそうですが、どうなるでしょうか。


太陽は、南西の端近く(右下)の3089黒点群で、
C1〜4の小規模フレアが頻繁に発生し、
5日1時半(世界時4日16時半)には、
C8.2のフレアも発生しています。

およそ1日間の活動の様子を、
SDO衛星AIA131の動画で紹介します。
細かい輝きが頻繁に発生している様子が分かります。
3089群は西の端に達していて、この後、見えなくなります

また、太陽の中心部南東寄り(左下)の3092群も、
C5.0の小規模フレアを起こしています。
今後、活動が高まるでしょうか。


高速太陽風の影響を受けて、
放射線帯の高エネルギー電子が増加しています。
GOES衛星のグラフは1万の線に達しています。



3089黒点群で頻繁に発生するフレアの様子。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子 ( 2 MeV 以上 ) の変化
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。