宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2022/ 9/ 2 13:25 更新 太陽風は平均的な速度に下がりました。磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日の午後以降ゆっくりと低下して、 現在は430km/秒と平均的な速度に戻っています。 磁場強度も4nTと平均的な状態です。 磁場の南北成分は、弱い北寄りになっています。 磁気圏は穏やかで、AE指数はほとんど変化のない状態です。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 ちょうど太陽の中心に、 薄暗いコロナホールの広がりが見えていて、 地球に向かって速度の高い太陽風を吹きつけているところです。 明後日くらいから、この領域の影響で速度が高まりそうです。 27日周期の図を見ると、 前周期は、世界時の8月7日の後半から速度が高まっています。 今回はどのくらいから速度が高まるでしょうか。 太陽は、C1〜4の小規模フレアが数回発生しています。 最大は、東端の3092黒点群で発生したC4.1です。 また、北東の端(左上)の向こう側にも活動的な領域がある様です。 SOHO衛星では、CME(コロナ質量放出)は特に見られず、 太陽の向こう側の3088群は、穏やかになったのかもしれません。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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