宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2022/ 9/ 4 13:50 更新 太陽風は高速風になり、磁気圏の活動も活発です。3089黒点群でCフレアが続いています。 担当 篠原 昨日の夕方から太陽風の速度が500km/秒を超えて、 高速の風に変わっています。 速度は550km/秒へ高まった後、 今朝にかけて500km/秒へ下がりましたが、 そこから再び高まって、 現在は650km/秒とかなり速くなっています。 太陽風の磁場強度は、10nTから7nTへ少し下がり、 今朝以降、再び10nTに強まっています。 この間、磁気圏への影響度を決める磁場の南北成分は、 南向きに、-5nT程度に変化する時間が長くなっています。 速度の高まりとも重なり、磁気圏の活動が活発になっています。 AE指数は、500〜1000nTの中規模の変化が連続的に発生しています。 現在も磁場の強まりが続いているので、 南寄りの傾向が続けば、磁気圏の活動も強まりが続く可能性があります。 27日周期の図を見ると、 前周期と同じ頃に速度の高まりが発生しています。 前周期は8月15日まで、8日間に渡って高速風が続きましたが、 今回はどのくらいの期間になるでしょうか。 太陽は、南西(右下)の3089黒点群の活動が続いています。 昨日のニュース以降、 今朝にかけてC1〜3の小規模フレアが10回程度発生し、 4日9時(世界4日0時)にC4.0、 4日12時(世界4日3時)にC6.4と、 フレアの規模が少し大きくなっています。 3089群は、黒点もより大きくなっています。 SDO衛星による拡大写真の動画を掲載します。 3089群はもうすぐ西の端に達しますが、それまで注目を続けて下さい。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |