宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:56)
今日、C2.7の小規模フレアが発生しました。
また、M4.7の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/ 1 04:39 C2.7
8/31 23:52 C2.0
16:36 C4.2
14:03 C2.4
02:38 C7.1
01:37 C5.4
8/30 19:45 C3.0
17:22 C2.4
13:48 C7.6
10:22 M1.7
06:44 C6.0
03:48 M4.7
02:02 M2.5
01:02 M2.3

黒点  9/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
3089 21 βγδ C4
3090 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:45 542 +2.4
-2 h 505 -0.3
-4 h 503 +0.6
-6 h 507 -4.4
-8 h 498 -0.4
-10 h 500 +2.8
-12 h 511 +0.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -19 -/ -
-2 h -4 -/ -
-4 h -13 -/ -
-6 h -3 -/ -
-8 h 7 -/ -
-10 h 1 -/ -
-12 h -1 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 1x10^2
9/ 1 0.5 4x10^2
8/31 0.5 3x10^2
8/30 0.9 3x10^2
8/29 2.0 2x10^2
8/28 24.2 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 8/27 11:46 M7.2、M5.3などの中規模フレアが発生しました。太陽風は低速です。
2022/ 8/28 10:06 3088黒点群の活動が続いています。CMEによる太陽風の乱れが到来する可能性があります。
2022/ 8/29 13:04 M6.7、M4.6の中規模フレアが発生しました。CMEの乱れも到来しています。
2022/ 8/30 13:14 3088黒点群でMフレアの発生が続いています。太陽風は高速です。
2022/ 8/31 13:34 3088群でM2.1の中規模フレアが発生しました。太陽風はより高速になっています。
最新のニュース

2022/ 9/ 1 12:56 更新
太陽は穏やかになっています。高速の太陽風が続いています。

担当 篠原

3088黒点群が見えなくなり、
太陽は、南西(右下)の3089黒点群が目立つだけになっています。
この領域では、昨日の午後からフレアが発生するようになり、
31日16時半(世界時31日7時半)のC4.3の小規模フレアや、
C1〜2の小さい小規模フレアが数回発生しています。
活動が強まる様子はありませんが、この後どうなるでしょうか。

SOHO衛星LASCO C2では、
CME(コロナ質量放出)の噴出は特にありません。
太陽の向こう側に進んだ3088群は、
現在は落ち着いているのでしょうか。


太陽風は高速の状態が続いています。
速度は、550km/秒から500km/秒へゆっくりと下がり、
今朝から再び540km/秒へ高まる変化が発生しています。
磁場強度は、7nT前後で推移しています。

磁場の南北成分は、
グラフの後半で南向きの変化が見られ、
AE指数では800nTの中規模の変化になっています。
太陽風の速度が高まっているので、
磁場の振れ方によって磁気圏の活動は強まりやすい状態です。

SDO衛星AIA193では、コロナホールが太陽の中心線に達しています。
3日後くらいからこの領域の影響が始まりそうです。
現在の高速風がどこまで続くかですが、
この後下がっても、すぐに高まることになりそうです。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。