宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:46)
今日、M4.7の中規模フレアが発生しました。
また、M7.2の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/27 10:54 M4.7
09:45 C5.0
07:31 C3.4
06:46 C3.0
03:09 C4.9
01:29 C7.1
00:57 C8.4
8/26 23:30 M1.8
21:07 M7.2
19:36 M2.1
17:30 C7.0
15:09 C7.3
14:11 C4.7
12:05 C6.0
11:15 C4.3
08:11 M1.0
06:52 C2.3
04:42 M1.8
03:48 C8.0
02:36 C7.3
01:30 C3.2
00:42 C2.4
8/25 20:11 C2.0
18:56 C3.6
18:22 C1.8
14:48 C2.0

黒点  8/27 (NOAA)
磁場 フレア
3085 4 β ---
3086 6 β ---
3087 1 α ---
3088 15 β M2
3089 12 βγ M7

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:34 314 -1.1
-2 h 328 -0.3
-4 h 326 -0.4
-6 h 325 +0.2
-8 h 337 +1.2
-10 h 330 +1.8
-12 h 328 +0.8

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -2 -/ -
-2 h 5 -/ -
-4 h 2 -/ -
-6 h 5 -/ -
-8 h 3 -/ -
-10 h 1 -/ -
-12 h 3 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 4x10^3
8/27 0.6 6x10^3
8/26 0.5 5x10^3
8/25 0.5 4x10^3
8/24 0.5 7x10^3
8/23 0.5 9x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 8/22 14:06 太陽風は高速の状態が続いています。3085黒点群が少し大きくなっています。
2022/ 8/23 12:49 高速の太陽風が続いています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2022/ 8/24 13:31 太陽は穏やかです。太陽風は平均的な状態に戻っています。
2022/ 8/25 14:11 太陽風は平均的な状態で、磁気圏は穏やかです。新しい黒点が現れています。
2022/ 8/26 13:07 Mフレアが2回発生しています。太陽風は低速になっています。
最新のニュース

2022/ 8/27 11:46 更新
M7.2、M5.3などの中規模フレアが発生しました。太陽風は低速です。

担当 篠原

太陽の南東(左下)の3089黒点群と、
南西(右下)の3088黒点群の活動は続き、
昨夜、26日21時(世界時26日12時)に、
3089群でM7.2と大きめの中規模フレアが発生しました。
M7を超える規模のフレアの発生は、
5月10日のX1.5以来、3か月半ぶりです。

3089群では、その直前にM2.1、
直後にM5.3と中規模フレアが連続しています。

また、GOES衛星のX線グラフでは、
その後も、M3.6、M1.9などの変化が見えています。

2つの活動領域の様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。
M5.3までは左の3089群で輝きが発生していますが、
その後は右の3088群でフレアが発生しています。
この右側のフレアに伴ってCME(コロナ質量放出)が発生していて、
SOHO衛星LASCO C2、C3を見ると、
太陽の右側に向かってコロナのガスが勢い良く飛び出しています。

地球に対しては横向きに近い噴出で、
太陽風の乱れは、到来しても小規模の変化に留まりそうです。

一方、太陽の左に向かうCMEは見られず、
M7.2やM5.3によるフレアは発生していない様です。

3089群と3088群の拡大写真を掲載します。
3089群が昨日よりも大きくなっています。

この後も、2つの領域の活動に注目してください。

と、記事を書いていたところで、
南西の3088群でM4.8に達する中規模フレアが発生しました。
GOES衛星SUVI 131の動画を掲載します
(フレアの発生途中での作成です)。
このフレアでもCMEが発生している可能性があります。


太陽風は、320〜330km/秒とより低速の風になっています。
磁場強度は、6nTから7nTへ少し上がっています。

磁場の南北成分は、
弱い北寄りの状態から、0nT付近で変化する様になっています。
磁気圏は穏やかで、AE指数は特に変化は見られません。

SDO衛星AIA193では、南半球のコロナホールは西側に進んでいます。
1〜2日後くらいから、この領域の影響が始まる可能性があります。
太陽風の磁場強度や速度の高まりに注目して下さい。




3089群(南東)と3088群(南西)のフレアの様子。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の右側に噴出するCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2つの黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


3088群で発生したM4.8の中規模フレア。GOES衛星SUVI 131。
(c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。