宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:51)
今日、C5.6の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/21 10:03 C5.6
08:03 C4.2
04:45 C4.0
04:19 C2.9
00:00 C2.0
7/20 12:21 C2.0
11:11 C3.3
7/19 13:24 C2.3
08:50 C3.9
01:03 C2.4

黒点  7/21 (NOAA)
磁場 フレア
3056 7 β C4
3057 8 α C4
3058 5 β C4
3059 8 β ---
3060 6 α C6
3062 1 α C4
3063 8 β ---
3064 6 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:45 368 +1.7
-2 h 373 +2.6
-4 h 370 -0.6
-6 h 379 -0.4
-8 h 384 +0.4
-10 h 400 +3.8
-12 h 408 +1.9

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 5 -/ -
-2 h 8 -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h -6 -/ -
-8 h -10 -/ -
-10 h -6 -/ -
-12 h -8 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 3x10^3
7/21 0.5 5x10^3
7/20 0.5 7x10^3
7/19 0.6 2x10^3
7/18 0.6 9x10^3
7/17 0.6 9x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 7/16 09:50 フィラメント噴出が発生し、CMEが地球にも向かっている様です。
2022/ 7/17 09:55 Mクラスのフレアが2回発生しました。太陽風は平均的な速度です。
2022/ 7/18 13:41 太陽風は平均的な状態です。磁気圏も穏やかです。
2022/ 7/19 14:38 太陽風の乱れが到来しました。太陽風の速度はやや高まっています。
2022/ 7/20 14:40 太陽風磁場の南向きの強まりが続き、磁気圏の活動が高まりました。現在は穏やかです。
最新のニュース

2022/ 7/21 12:51 更新
太陽風磁場の強まりは終わり、太陽風は低速になっています。

担当 篠原

10nT程度に強まっていた太陽風の磁場強度は、
昨夜以降は6〜8nTに少し下がった状態で安定しています。
太陽風の速度は、400km/秒台を割って、
370km/秒と低速の風に変わっています。

磁場の南北成分は、0nT付近で南北に小さく変化しています。
磁気圏の活動は穏やかになっていて、
AE指数は、300nTの小規模の変化が時々発生する程度です。

SDO衛星AIA193では、
太陽の南北に見えるコロナホールが西に進み、
影響が始まる目安の位置に近付いています。
この後、太陽風の磁場強度や速度が高まっていく可能性があります。
どの様な変化になるでしょうか。
注目してください。


太陽では、今朝、21日8時(世界時20日23時)頃から、
南東の端(左下)でC4.1に達する小規模フレアが発生しています。
GOES衛星SUVI 131の動画を掲載します。

南東の端近くの3062黒点群で発生しているのか、
端の少し向こう側で発生しているのか、分かりにくい見え方です。
広い範囲で発生しているのでしょうか。

そして、直後の21日10時(世界時1時)には、
中心部の3060黒点群でC5.6の小規模フレアが発生しました。
同じ動画でこのフレアも紹介しています。

GOES衛星SUVI 304では、
南東の端でプロミネンスの噴出が
繰り返し発生している様子が撮影されています。
息づくような噴き出し方が印象的です。

太陽の可視光写真では、黒点群が8個見えています。
北半球側は5群が一直線に並ぶように見えていて、
こちらも印象的です。



C4.1、C5.6の小規模フレア。GOES衛星SUVI 131。
(c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の南東の端のプロミネンス噴出。GOES衛星SUVI 304。
(c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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