宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2022/ 7/ 9 13:47 更新 M2.5の中規模フレアが発生しました。太陽風磁場の強まりは終わっています。 担当 篠原 今朝、9日5時(世界時8日20時)に、 太陽の北東側(左上)の3053黒点群で、 M2.5の中規模フレアが発生しました。 Mクラスフレアの発生は、6月16日のM1.6以来で、 およそ3週間ぶりです。 SDO衛星AIA131の動画を掲載します。 フレアの輝きがゆっくりと変化するタイプのフレアで、 SOHO衛星LASCO C2、C3によると、 太陽の左に向かってCME(コロナ質量放出)が飛び出しています。 発生位置から考えると、 CMEは地球の方向へも飛び出している可能性があり、 4日後くらいに太陽風の乱れがやって来るかもしれません。 太陽では、南東(左下)の3055黒点群も大きくなっています。 3053群と共に注目してください。 20nTに強まっていた太陽風の磁場は、 昨日のニュースの後に10nTへ下がり、 その後もゆっくりと低下して、現在は6nTと平均的な状態に戻っています。 速度は、今朝早くに410km/秒から330km/秒に下がり、 低速の風に変わっています。 磁場の南北成分は、北向きから0nT付近に下がり、 その後再び北寄りの傾向になっています。 磁気圏の活動は、昨日の午後からは規模が小さくなり、 AE指数は500nTの変化が発生した程度で、 グラフの後半は静かになっています。 Dst指数の速報値も、昨日の -82nTが最大の変化で、 現在は値が戻っています。 3053黒点群で発生したM2.5の中規模フレア。SDO衛星AIA131。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の左に向かって飛び出すCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 3053黒点群と3055黒点群の様子。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース Dst指数の速報値は -82nTの変化が最大で、以降は回復しています。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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