宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:03)
今日、C8.3の小規模フレアが発生しました。
太陽風南向き磁場が大きくなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/ 9 10:01 C2.6
04:00 C8.3
5/ 8 21:22 C4.2
16:42 C1.8
12:41 C6.5
09:13 C1.8
00:02 C2.3
5/ 7 15:00 C3.6
01:15 C4.8

黒点  5/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
3001 1 α ---
3004 22 βδ C5
3005 3 β ---
3006 10 β C4
3007 3 β C8

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:56 308 -5.0
-2 h 306 -1.8
-4 h 307 -3.6
-6 h 298 -3.7
-8 h 301 -3.4
-10 h 315 -2.6
-12 h 323 -1.6

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -4 -/ -
-2 h -6 -/ -
-4 h -8 -/ -
-6 h -3 -/ -
-8 h 3 -/ -
-10 h 7 -/ -
-12 h 4 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 2x10^2
5/ 9 0.6 3x10^3
5/ 8 0.6 3x10^3
5/ 7 0.6 2x10^3
5/ 6 0.6 4x10^3
5/ 5 0.6 4x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 5/ 4 10:13 X1.1の大規模フレアが発生しました。活動領域は太陽のこちら側に現れています。
2022/ 5/ 5 10:14 Mクラスの中規模フレアが続いています。太陽風は平均的な状態です。
2022/ 5/ 6 12:38 3004黒点群の活動が続いています。太陽風はやや低速で、磁気圏は穏やかです。
2022/ 5/ 7 14:20 太陽は次第に穏やかになっています。磁気圏は概ね静穏です。
2022/ 5/ 8 13:28 太陽風は低速になり、磁気圏は穏やかです。太陽の南東の端でC6.4のフレアが発生しました。
最新のニュース

2022/ 5/ 9 14:03 更新
太陽の南東端でフレアが発生しています。4月の黒点相対数は 84.1 でした。

担当 篠原

WDC-SILSOより、4月の黒点相対数は 84.1 と発表されました。

月平均値が80に達するのは、2015年5月の88.8以来で、
およそ7年ぶりです。

先月紹介した様に、前の周期である第24期では、
周期が始まって2年3か月後の2011年3月に
月平均値が70台に達したのですが、
その後半年近く黒点数の増加は止まったようになり、
2011年9月になって、一気に120.1へ増加しています。
(1枚めの図の2011年のデータに注目してください)

今期はこの後どのように増加していくでしょうか。
注目してください。

2枚目に1か月間の動画を掲載します。
3月28日〜4月3日と4月21日〜29日にかけて
黒点相対数の1日値が100を超える日が続きました。
黒点の多い領域が太陽をぐるっと一周して、
月の初めと終わりに黒点相対数の高い期間を作っています。



現在の太陽は、
南西の端(右下)に近付いた3004黒点群で、
C4.1、C1.8などの小規模フレアが、
南東の端(左下)に現れた3007黒点群で
C8.2の小規模フレアが発生しています。

C8.2のフレアの様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。
このフレアは9日4時半(世界時8日19時半)に発生していますが、
動画では、その後にも太陽の向こう側で発生した
フレアの輝きが見えています。

SOHO衛星LASCO C2では、
太陽の向こう側の変化に関係して
左下に向かってCME(コロナ質量放出)が噴出しています。
ある程度規模の大きいフレアだった可能性があり、
この後の活動にも注目してください。


太陽風は、グラフの前半は330km/秒、後半は300km/秒と
低速の風が続いています。
磁場強度は、5〜8nTの間を変化しています。

磁場の南北成分は、弱い南向きが続いています。
磁気圏では弱い影響が見られ、
AE指数は200〜500nTの小規模の変化が続いています。

SDO衛星AIA193は、コロナホールは特に見られず、
穏やかな太陽風はこの後も続きそうです。




太陽黒点相対数の長期変化。4月の黒点相対数は 84.1 でした。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


4月の太陽黒点の推移。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


太陽の南東の端で発生したC8.2のフレアと太陽の向こう側で発生したフレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の南東に向かって噴出するCME。SOHO衛星LASCO C2。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。