宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2022/ 5/ 4 10:13 更新 X1.1の大規模フレアが発生しました。活動領域は太陽のこちら側に現れています。 担当 篠原 太陽の南東の端(左下)の領域の活動度が高まり、 昨日のニュースで紹介したC3.2のフレアの後、 3日10時半(世界時3日1時半)にC6.2の小規模フレア、 3日16時半(世界時3日7時半)にM1.3の中規模フレア、 そして、3日22時(世界時3日13時)にX1.1の大規模フレアが発生して、 今朝、4日9時(世界時4日0時)にもM5.3の中規模フレアが発生しています。 Xクラスのフレアは4月30日のX1.1以来で、3日ぶりです。 X1.1とM5.3のフレアの様子を、 GOES衛星SUVI 131の動画で紹介します。 これを見ると、X1.1のフレアは太陽の端ぎりぎりで起きていますが、 M5.3はもうこちら側に現れて発生している様です。 X線グラフを見ると、フレアの規模が 次第に大きくなっている様に見えますが、 X1.1までは太陽の向こう側にあったので、 実際の規模はこの様な推移ではなかった可能性があります。 SDO衛星の可視光写真では、南東の端に黒点が現れています。 もうしばらく待つと、領域の全体が見える様になります。 この後のフレアの発生に注目して下さい。 太陽風は、速度が440km/秒から400km/秒へ少し下がっています。 磁場強度は、4nT前後で安定してます。 太陽風は平均的な状態です。 磁場の南北成分は、-2nT程度の弱い南寄りが続いています。 磁気圏の活動は少し強まって、 AE指数では200〜500nTの小規模の変化が続いています。 SDO衛星AIA193では、コロナホールは見られず、 太陽風は穏やかな状態が続きそうです。 一方、太陽の活動的な領域がこちら側に回ってきたことから、 今後の活動でCME(コロナ質量放出)が発生した時には、 地球へも影響が及ぶ可能性があります。 黒点が太陽の中心に近づくほど注意が必要です。 太陽の南東の端で発生したX1.1の大規模フレア。GOES衛星SUVI 131。 (c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の南東の端で発生したM5.3の中規模フレア。GOES衛星SUVI 131。 (c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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