宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2022/ 3/28 13:11 更新 太陽風は高速になり、磁気圏の活動も強まっています。 担当 篠原 昨日の夕方、27日17時(世界時27日8時)頃に 太陽風の速度は500km/秒に高まり、 以降、高速風が続いています。 現在の速度は、530km/秒前後です。 コロナホールの影響が始まった様です。 太陽風の磁場強度は、 10nTを超えるくらいに強まっていましたが、 速度が高まると次第に弱くなり、 現在は4nTと平均的な状態に戻っています。 磁場の南北成分は、南北に変化しています。 磁気圏の活動も強まっていて、 AE指数では1500nTに達する大きい変化も発生しています。 ただ、これ以外の時間帯の変化は中規模程度です。 SDO衛星AIA193では、 コロナホールは西の端に近付いて、見にくくなっています。 横の広がりは小さかったので、 太陽風速度の高まりは短い期間で終わりそうです。 太陽は、南東の端(左下)に現れた黒点に、 2978群と番号が付けられています。 今朝、28日9時(世界時28日0時)にC4.1の小規模フレアと、 その前後にC1〜2の小規模フレアを数回起こしています。 今後の活動に注目して下さい。 また、中心部北側の2975黒点群は、 この1日で黒点が増えています。 その様子を、SDO衛星の可視光写真の動画で紹介します。 2975群では小さいフレアの発生も目立っています。 こちらの領域についても注目して下さい。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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