宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2022/ 3/27 11:10 更新 太陽風は平均的な速度ですが、コロナホールとCMEの影響が始まる可能性があります。 担当 篠原 太陽風は、410km/秒と平均的な状態が続き、 グラフの最後で430km/秒へ少し上がった程度で、 穏やかに推移しています。 一方、磁場強度は、初めは3nTとやや弱い状態でしたが、 グラフの中盤から少し上がって、 現在は5〜10nTと少し強まっています。 SDO衛星AIA193ではコロナホールが西に進み、 影響が始まる目安の位置に達しています。 磁場の強まりに続いて、速度も上昇を始めるかもしれません。 また、昨日お知らせした 25日のCMEによる太陽風の乱れも近づいています。 NOAA/SWPCでは今日の午後の到来を予測していますが、 どうなるでしょうか。 太陽風磁場の南北成分は、 磁場が強まり始めてから、 南北に少し大きく変化する傾向が見られます。 このため、南向きの変化が強まった頃に、 AE指数に800nTの中規模の変化が発生しています。 現在は北寄りなので、磁気圏は穏やかです。 今後も南北の切り替わりに注目して下さい。 太陽は、27日0時(世界時26日15時)に、 南東の端(左下)の少し向こう側で C2.3の小規模フレアが発生しています。 可視光写真によると、 ある程度広がりのある黒点が見え始めている様です。 どの様な領域が現れるか、活動度も含めて注目してください。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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