宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2022/ 2/19 13:20 更新 太陽風は低速ですが、磁場が南を向いて磁気圏の活動をやや高めています。 担当 篠原 今朝、19日7時(世界時18日22時)頃から、 太陽の北東の端(左上)でプロミネンスの噴出が発生しています。 GOES衛星SUVI 304による動画を掲載します。 CME(コロナ質量放出)の様子はまだ分かりませんが、 太陽の横側で発生しているので、 地球への影響はありません。 太陽では、この他はBクラスの小さいフレアが発生した程度で、 全体としては穏やかです。 太陽風は、320〜330km/秒と低速の風が続いています。 磁場強度は、5nTから10nTへゆっくり上がりましたが、 速度の変化はありませんでした。 現在も磁場強度は9nTとやや強まっています。 磁場の南北成分は、 磁場が一番強まった頃から南向きに偏るようになり、 -5nT前後の状態が続いています。 太陽風は低速ですが、磁気圏の活動はある程度強まり、 AE指数は、700nTに達する中規模の変化が発生しています。 磁場の南向きの変化は現在も続いています。 引き続き注目して下さい。 SDO衛星AIA193では、 南北両側のコロナホールが西に進んでいます。 今後、この領域の影響で、太陽風の速度が高まる可能性があります。 太陽の北東の端で発生したプロミンス噴出。GOES衛星SUVI 304。 (c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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