宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:36)
今日、C2.5の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/ 4 07:17 C1.6
00:38 C2.5
6/ 3 --- ---
6/ 2 18:26 C2.8
16:18 C3.8
01:49 C4.1
01:10 C2.9

黒点  6/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
1225 1 α ---
1226 21 β C4
1227 4 β C4
1228 10 β ---
1229 1 α ---
1230 2 α ---
1231 2 β ---
1232 1 α C2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:26 361 -1.5
-2 h 364 -0.5
-4 h 380 -0.9
-6 h 394 -1.2
-8 h 390 -0.3
-10 h 387 +1.7
-12 h 404 +1.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:59 -18 -15/ 3
-2 h -18 -14/ 14
-4 h -18 0/ 4
-6 h -16 -1/ 5
-8 h -15 -4/ 4
-10 h -15 -3/ 3
-12 h -16 -2/ 2

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 5x10^3
6/ 4 0.3 1x10^4
6/ 3 0.4 1x10^4
6/ 2 0.4 1x10^4
6/ 1 0.5 9x10^3
5/31 0.5 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 5/30 11:32 中小規模のフレアが続いています。高速風は750km/秒を超え、活発なオーロラ活動を起こしています。
2011/ 5/31 11:44 太陽風の速度は500km/秒台に下がってきました。太陽のフレア活動は弱まっています。
2011/ 6/ 1 13:22 600km/秒近い高速の太陽風が続いています。オーロラの活動も活発です。
2011/ 6/ 2 12:08 C4のフレアが発生し、CMEが地球方向に噴き出しています。高速太陽風は終わりつつあります。
2011/ 6/ 3 11:55 太陽風の速度がは400km/秒に下がりました。再び高速風が到来する可能性があります。
最新のニュース

2011/ 6/ 4 14:36 更新
太陽風は低速になっています。明日以降、CMEによる太陽風の乱れが始まりそうです。

担当 篠原

太陽風の速度は、400km/秒を割り、
360km/秒と低速状態に入っています。
磁場強度も、3nTと弱くなっています。
コロナホールの影響は来なかったようです。

すると、次の注目は6月1日と2日に発生したCME(太陽ガスの放出現象)の到来です。
明日、明後日くらいに、地球に到達するのではないかと思います。

太陽風の速度はあまり高まらないだろうと思います。
それよりも、磁場強度の大きな強まりがやって来る可能性があります。
その時、磁場の南北成分が大きく南を向くと、
磁気圏にエネルギーが大きく流れ込み、活発なオーロラや磁気嵐を起こします。

ACEの図の白線(磁場強度)と赤線(磁場の南北成分)に注目してください。


現在の磁気圏は静穏です。
AE指数はずっと太いグラフが出ていますが、これはデータの問題でしょう。


放射線帯の高エネルギー電子は、10,000に達する高いレベルを保っています。
こちらは、磁気圏活動が静かになるとゆっくりとしか減少しません。
注意が必要な状態が続きます。


太陽では、C2.5、C1.6の小規模フレアを、
南半球の1226黒点群が起こしています。

目立った活動はこのくらいで、全体的には太陽は静かな印象です。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。