宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2011/ 6/ 2 12:08 更新 C4のフレアが発生し、CMEが地球方向に噴き出しています。高速太陽風は終わりつつあります。 担当 篠原 2日2時(世界時1日17時)に、太陽の南半球側の1226黒点群でC4.1の小規模フレアが発生し、 それに続いてCME(太陽ガスの放出現象)が発生しています。 それぞれの様子を動画で紹介します。 フレアは太陽の中心線付近で発生しているため、 CMEは地球へ向かって噴き出していることになります。 SOHO LASCO C3の写真(青)では、ガスがとても淡くて見にくいですが、 太陽の左側を包むように広がって行く様子が見えます。 また、STEREO Ahead COR2(赤)では、地球は写真の左側にあります。 そちらへ向かって、激しくCMEが噴出する様子が見えます。 フレアの規模が小さいことから、CMEの速度はあまり高くないでしょう。 3〜4日後の6月5〜6日頃に地球に到達するのではないかと思います。 太陽風の磁場強度が強まって、大きく南を向くなどすると、 強い磁気圏の擾乱が発生します。 その他は、目立ったフレア活動はありませんが、 北半球の東側に新しい黒点がいくつも現れています。 今後の発達に注意してください。 太陽風は、ゆっくりと速度が低下し、500km/秒を割りつつあるところです。 高速風は一旦終わりつつあります。 磁気圏のオーロラ活動は、500nT前後の中小規模の活動が続いています。 太陽風の速度が下がる傾向にあるので、 こちらの変動も次第に小さくなって行くでしょう。 太陽風の速度は、もうしばらく低下が続きそうですが、 明日になると次のコロナホール(SDO AIA193の右上のコロナホール) の影響が及び始めるかもしれません。 再び500km/秒に上がり、高速風になる可能性があります。 その後は、今日のCMEの影響も考慮する必要があるでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子は、今日もぎりぎりで10,000に達しました。 太陽風が落ち着いてきたので、当面、減少はゆっくりになります。 SDO衛星のAIA193カメラによる、C4フレアの様子。 (c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース C4フレアに続いて発生したCME。SOHO LASCO C3とSTEREO Ahead COR2による。 (c) SOHO (ESA & NASA)、STEREO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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