宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:55)
昨日、C4.1の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/ 3 --- ---
6/ 2 18:26 C2.8
16:18 C3.8
01:49 C4.1
01:10 C2.9
6/ 1 11:30 C2.6

黒点  6/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
1225 1 α ---
1226 13 β C4
1227 4 β C4
1228 8 β C3
1229 4 β ---
1230 3 β ---
1231 4 β ---
1232 1 α C2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:45 425 -1.4
-2 h 416 +1.4
-4 h 443 -1.7
-6 h 439 -0.6
-8 h 473 -2.9
-10 h 450 -2.7
-12 h 448 -2.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -22 2/ 9
-2 h -25 5/ 6
-4 h -25 2/ 7
-6 h -28 -1/ 5
-8 h -28 -6/ 4
-10 h -28 -8/ 5
-12 h -28 -16/ 9

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 5x10^3
6/ 3 0.4 1x10^4
6/ 2 0.4 1x10^4
6/ 1 0.5 9x10^3
5/31 0.5 2x10^4
5/30 0.4 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 5/29 08:30 M1.2の中規模フレアが発生しました。太陽風磁場の強い南向きにより、激しいオーロラ活動が発生しています。
2011/ 5/30 11:32 中小規模のフレアが続いています。高速風は750km/秒を超え、活発なオーロラ活動を起こしています。
2011/ 5/31 11:44 太陽風の速度は500km/秒台に下がってきました。太陽のフレア活動は弱まっています。
2011/ 6/ 1 13:22 600km/秒近い高速の太陽風が続いています。オーロラの活動も活発です。
2011/ 6/ 2 12:08 C4のフレアが発生し、CMEが地球方向に噴き出しています。高速太陽風は終わりつつあります。
最新のニュース

2011/ 6/ 3 11:55 更新
太陽風の速度がは400km/秒に下がりました。再び高速風が到来する可能性があります。

担当 篠原

太陽風の速度は、400km/秒と平均的なレベルに下がりました。
磁場強度は、4〜5nTとこちらも平均的な強さです。

ただ、磁場の南北成分はずっと南寄りになっています。
この影響で、AE指数は300nTほどですが、ずっと高まった状態になっています。
大きくはありませんが、太陽風から磁気圏へ
ずっとエネルギーが流れ続けていたと考えられます。

地球は、高速太陽風の領域を抜け出しましたが、
続いて、次の高速風領域に入って行くかもしれません。
それは、SDO AIA193の太陽コロナ写真の太陽の北側に広がっている
コロナホールの影響です。

現在の太陽風にはその気配はありませんが、
これから明日にかけて、ACEの変化に注目してください。
今回のコロナホールは緯度が高めなので、
あまり強い風にはならない可能性もあります。

また、5〜6日には、昨日報告したCMEの影響もやって来るでしょう。
これからしばらく、オーロラの活動が楽しみです。


放射線帯の高エネルギー電子は、今日も10,000のレベルに達しました。
昨日からむしろ増加していて、高いレベルを保っています。


太陽では、Cクラスのフレアがまとまった様に発生しています。
最高はC3.7で、その前後にC1〜C2の小規模フレアが続いています。
X線のグラフではひとかたまりの山のようになっています。

このフレアに伴って、CMEも発生しています。

フレアとCMEの様子をそれぞれ動画にしていますが、
昨日掲載した動画と似た仕上がりになってしまいました。
ただし、STEREOはBehindを使っているので、地球は写真の右側にあります。

今回のCMEも、太陽の中心付近で発生しているので、
太陽風の乱れは地球へやって来るでしょう。



SDO衛星のAIA193カメラによる、1226、1227黒点群付近のCクラスフレア。
(c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


C3.7フレアに続いて発生したCME。SOHO LASCO C3とSTEREO behind COR2による。
(c) SOHO (ESA & NASA)、STEREO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。