宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (20:01)
今日、M6.6の中規模フレアが発生しました。
また、M1.7の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏内が荒れています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/18 19:22 M1.1
18:55 M6.6
18:00 C4.3
16:11 C7.7
15:26 C8.6
13:43 C4.0
12:00 C1.9
2/17 21:27 C2.5
19:25 C2.7
18:23 C2.5
11:46 C2.4
10:41 C6.1
09:04 C2.8
06:04 C4.3
00:27 C7.7
2/16 23:18 M1.7
19:19 C3.3
18:00 C9.9
16:22 M1.2
15:18 C2.2
14:39 C6.0
10:31 M1.0
09:58 C2.1
05:24 C6.7
04:30 C3.1
03:07 C1.8

黒点  2/18 (NOAA)
磁場 フレア
1158 17 βγδ M2
1161 14 βγ M1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
19:45 547 +3.0
-2 h 492 +21.9
-4 h 523 +20.9
-6 h 528 +8.9
-8 h 495 +2.9
-10 h 362 +2.3
-12 h 346 +2.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
18:59 -22 -6/ 44
-2 h -23 22/ 24
-4 h -13 38/ 75
-6 h -11 59/ 28
-8 h -10 28/ 46
-10 h -12 4/ 3
-12 h -12 6/ 4

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 9x10^0
2/18 0.4 4x10^1
2/17 0.6 3x10^1
2/16 2.3 2x10^1
2/15 2.6 2x10^3
2/14 0.5 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 2/15 03:10 1158黒点群は活発な活動が続き、M2.2の中規模フレアを起こしました。
2011/ 2/15 13:17 X2.2の大規模フレアが発生しました。地球方向にCMEも激しく噴き出しています。
2011/ 2/16 11:00 X2.2フレアによるCMEが観測されています。明日以降太陽風の乱れがやって来るでしょう。
2011/ 2/17 12:57 1158黒点群は活動的な状態が続いています。Xフレアによる太陽風擾乱の到来が近付いています。
2011/ 2/18 08:23 高速風はまだ始まっていません。到来が遅れるほど、乱れは小さいものになります。
最新のニュース

2011/ 2/18 20:01 更新
M6.6の中規模フレアが発生しました。1161黒点群が活動を強めているようです。

担当 篠原

今日の午後に入ってから、1161黒点群が活動度を高めているようです。
18日12時(世界時18日3時)のC2.0を初めとして、
18日14時(世界時18日5時)にC4.0、18日16時(世界時18日7時)にC7.6、
と次第に規模が大きくなっていました。

そして、18日19時(世界時18日10時)にM6.6の中規模フレアが発生しました。
このフレアの発生場所はまだ確認できていないのですが、
掲載のGOES衛星のX線画像を見ると、
太陽の中心北側の1161群が一段明るく輝いている様にも見えます。

今朝のニュースでは、この黒点群は穏やかだと書いたばかりだったのですが・・・

GOESのX線グラフも、グラフ全体が次第に高まっています。
更に一段高い活動につながるのか、今回の中規模フレアで落ち着くのか、
引き続き注目してください。


一方、太陽風の擾乱は、
18日13時(世界時18日4時)に磁場強度が30nTまで強まりました。
しかし、南北成分は北向きのままで、
磁気圏活動への影響はそれほど大きなものにはなりませんでした。

AE指数は、500〜700nTの中規模の活動が記録されている程度です。
京都大WDCのDst指数も、磁気嵐というほどの乱れにはなっていません。

しかし、太陽風は現在も磁場強度20nT、速度550km/秒と強まった状態です。
磁場の方向が切り替わることで、一気に活動が強まる可能性は残っているので、
こちらも引き続き注目が必要です。



GOES-15のX線カメラによる太陽の様子。
(c) NOAA/SWPC


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。