宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:18)
今日、C6.1の小規模フレアが発生しました。
また、M6.6の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏の最新データがありません。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/20 05:57 C2.0
01:39 C6.1
01:26 C2.2
2/19 17:00 C8.6
15:56 C2.6
11:41 C3.5
05:52 M1.4
04:15 C7.1
03:50 C4.4
02:47 C3.9
00:46 C5.6
2/18 23:56 C5.1
23:26 C4.1
23:00 M1.0
21:45 M1.5
21:15 C3.0
19:22 M1.1
18:55 M6.6
18:00 C4.3
16:11 C7.7
15:26 C8.6
13:43 C4.0
12:00 C1.9

黒点  2/20 (NOAA)
磁場 フレア
1158 10 βγ M7
1161 19 βγδ C4
1162 20 βγ M1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
07:56 412 -4.0
-2 h 411 -4.4
-4 h 426 -3.4
-6 h 438 -2.1
-8 h 447 -1.7
-10 h 457 -0.6
-12 h - -

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 6x10^1
2/20 0.3 1x10^2
2/19 0.3 2x10^1
2/18 0.4 4x10^1
2/17 0.6 3x10^1
2/16 2.3 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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衛星電子予測 (JAXA)
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Dst予測 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 2/16 11:00 X2.2フレアによるCMEが観測されています。明日以降太陽風の乱れがやって来るでしょう。
2011/ 2/17 12:57 1158黒点群は活動的な状態が続いています。Xフレアによる太陽風擾乱の到来が近付いています。
2011/ 2/18 08:23 高速風はまだ始まっていません。到来が遅れるほど、乱れは小さいものになります。
2011/ 2/18 20:01 M6.6の中規模フレアが発生しました。1161黒点群が活動を強めているようです。
2011/ 2/19 12:20 1162黒点群が出現して、中小規模フレアを頻繁に起こしました。太陽風の乱れは続いています。
最新のニュース

2011/ 2/20 11:18 更新
1158黒点群は西に没しつつあります。高速風は終わり、太陽風は穏やかになりつつあります。

担当 篠原

一昨日、18日の夜に発生したM6.6のフレアは、
1158黒点群で発生していたそうです。
NOAAのレポートが修正されています。

数々の活動を起こしてきた1158群は、西の端に沈みつつあります。
その活躍は裏側でも続くのでしょうか。
STEREO衛星による観測が楽しみです。

太陽の活動は、落ち着きつつあります。
昨日のニュース以降は、1162黒点群(太陽の中央付近北側の黒点群)で
19日17時(世界時19日8時)に発生したC8.5と、
今日未明、20日1時半(世界時19日16時半)のC6.1(1158群)が最大規模のフレアです。

X線グラフでは、発生頻度も下がっていることが分かります。
1162群が落ち着き、1158群は見えなくなることも考えると、
だいぶ静かな太陽になりそうです。


太陽風は、速度が500km/秒から400km/秒に下がり、
高速風は終わって平均的な速度に戻っています。
磁場強度も13nTから7nTへ下がり、やや強めくらいです。
CMEによる乱れはほぼ終わったと言えます。

昨日から、太陽風磁場の南北成分が南寄りになっています。
-5〜-3nTと大きな振幅ではないのですが、ずっと南側になっているため、
磁気圏では、AE指数で500nTほどの磁気圏活動がずっと続いています。

南向きの傾向は今も続いているのですが、
速度が次第に下がっているので、磁気圏への影響は弱まっています。
この後、磁場強度も下がれば、磁気圏も静かになっていくでしょう。


一連の擾乱が通りすぎ、一旦穏やかな宇宙天気に戻るでしょう。
今後の見通しですが、STEREO Behindによると、
太陽の東側には大きなコロナホールが広がっています。
姿を現すのは、もう2、3日後になりますが、
1週間後くらいからこのコロナホールによる高速風が始まるでしょう。



SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子
(c) SOHO (ESA & NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。