宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2011/ 2/20 11:18 更新 1158黒点群は西に没しつつあります。高速風は終わり、太陽風は穏やかになりつつあります。 担当 篠原 一昨日、18日の夜に発生したM6.6のフレアは、 1158黒点群で発生していたそうです。 NOAAのレポートが修正されています。 数々の活動を起こしてきた1158群は、西の端に沈みつつあります。 その活躍は裏側でも続くのでしょうか。 STEREO衛星による観測が楽しみです。 太陽の活動は、落ち着きつつあります。 昨日のニュース以降は、1162黒点群(太陽の中央付近北側の黒点群)で 19日17時(世界時19日8時)に発生したC8.5と、 今日未明、20日1時半(世界時19日16時半)のC6.1(1158群)が最大規模のフレアです。 X線グラフでは、発生頻度も下がっていることが分かります。 1162群が落ち着き、1158群は見えなくなることも考えると、 だいぶ静かな太陽になりそうです。 太陽風は、速度が500km/秒から400km/秒に下がり、 高速風は終わって平均的な速度に戻っています。 磁場強度も13nTから7nTへ下がり、やや強めくらいです。 CMEによる乱れはほぼ終わったと言えます。 昨日から、太陽風磁場の南北成分が南寄りになっています。 -5〜-3nTと大きな振幅ではないのですが、ずっと南側になっているため、 磁気圏では、AE指数で500nTほどの磁気圏活動がずっと続いています。 南向きの傾向は今も続いているのですが、 速度が次第に下がっているので、磁気圏への影響は弱まっています。 この後、磁場強度も下がれば、磁気圏も静かになっていくでしょう。 一連の擾乱が通りすぎ、一旦穏やかな宇宙天気に戻るでしょう。 今後の見通しですが、STEREO Behindによると、 太陽の東側には大きなコロナホールが広がっています。 姿を現すのは、もう2、3日後になりますが、 1週間後くらいからこのコロナホールによる高速風が始まるでしょう。 SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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