宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2011/ 2/18 08:23 更新 高速風はまだ始まっていません。到来が遅れるほど、乱れは小さいものになります。 2011/ 2/18 13:11 追加 500km/秒の高速太陽風が到来しました。磁場が強まっているので、南向きに注意が必要です。 担当 篠原 18日の朝になりましたが、太陽風は350km/秒と低速のままです。 X2.2フレアによって発生した高速の太陽風の到来はまだです。 昨日掲載した予想の、600km/秒の場合の時間も通りすぎつつあります。 従って、やって来る擾乱はそれほど大きなものではなさそうです。 この後、いつ始まってもよさそうな時間になっています。 ACEの最新データに注目して下さい。 1158黒点群は、大きな姿を保っていますが、 活動は落ち着きつつあり、昨日のニュース以降はC2のフレアが最大です。 1161黒点群も姿は大きいですが、目立ったフレアは起こしていません。 今朝は、ひとまず速報として現況を掲載します。 高速風が始まった頃に、また続報を。 2011/ 2/18 13:11 追加 (篠原) 関連の図はページの最後にあります 18日09:40 (世界時18日00:40)に、 ACE衛星で太陽風の急な速度上昇が観測されました。 15日のX2.2の大規模フレアに伴って発生したCMEの影響がやって来たのだと思われます。 速度の変化は、350km/秒からおよそ500km/秒へ上がった程度で、 それほど大きな変化ではありません。 昨日の予想図の中では、最も遅い予想に近い結果となりました。 磁場強度は15nTに強まって、3時間ほど経った現在、20nTにもう一段強まっています。 地球への影響度を決める南北成分は、概ね北寄りで推移しています。 ここまでの変化では、途中に20分ほど-10nTの強い南向きになった部分がありますが、 その後は北寄りに戻っています。 従って、ここまでの変化では磁気圏への影響は限定的でしょう。 AE指数のグラフは、まだほとんど変化を捉えていません。 沖縄の磁場データでは、 18日11時(世界時18日2時)少し前くらいに、磁場が30nTほど+側に急増しています。 太陽風の速度が急増して、圧力が強まった影響です。 (沖縄のグラフは全体として-50nTほどマイナスに下がっていますが、 これは作図の問題で、磁気嵐などの変化ではありません) 今後の変動ですが、速度がそれほど高まっていないので、 特に激しい擾乱にはならないでしょう。 磁場の方向は、今は北寄りになっていますが、 時間とともに逆転することも多いので、強度が強まっている間は注意が必要です。 傾向が変わると、磁気圏はすぐに活動的に変わります。 高速風の影響は、2日くらいというところでしょうか。 太陽の活動は落ち着いて来ています。 昨日のニュース以降は、Cクラス前半の小規模のフレアしか発生していません。 1158黒点群の活動もここまでなのでしょうか。 太陽の北半球には1161黒点群も大きな姿を見せていますが、 こちらは目立ったフレアは起こしておらず、現状では活動度は高くありません。 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
2011/ 2/18 13:11 追加 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC 沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) NICT リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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