宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:12)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏内がやや活動的になっています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/26 --- ---
12/25 --- ---
12/24 --- ---

黒点 12/25 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:06 401 +1.8
-2 h 393 -1.3
-4 h 389 -0.4
-6 h 377 -1.1
-8 h 343 -2.2
-10 h 326 -2.3
-12 h 335 +1.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
05:59 -3 -26/ 6
-2 h -4 -28/ 16
-4 h -4 -28/ 15
-6 h -4 -28/ 8
-8 h -3 -24/ 3
-10 h -1 -24/ 3
-12 h -6 -24/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 4x10^1
12/26 0.3 1x10^2
12/25 0.4 1x10^2
12/24 0.3 9x10^1
12/23 0.4 7x10^1
12/22 0.3 7x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
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Live!オーロラ (遊造)
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TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/12/21 11:43 太陽風磁場が安定した南向きになりました。16日のフィラメント噴出の影響かもしれません。
2010/12/22 12:16 太陽風は低速風になりました。小さい黒点が発生しています。
2010/12/23 09:30 太陽風は速度300km/秒へ下がりました。太陽も静穏です。
2010/12/24 13:45 300km/秒台前半の低速太陽風が続いています。太陽も静穏です。
2010/12/25 10:23 太陽は夏の天の川を通過中です。低速の穏やかな太陽風が続いています。
最新のニュース

2010/12/26 08:12 更新
太陽風は平均的な速度に上がっています。小さなコロナホールの影響と思われます。

担当 篠原

26日に入った頃から(世界時25日15時)、太陽風の速度が上昇を始め、
330km/秒の低速風から、400km/秒の平均的な速度を回復しています。
小さなコロナホールの影響がやって来た様です。
27日周期の図で比較すると、前周期よりも1日遅れの開始です。

磁場強度も、初めに10nTに強まり、
速度が高まった後はやや下がりましたが、現在も8nTほどに強まったままです。
このため、もう一段速度が高まる可能性もあります。

オーロラの活動度を示すAE指数は、200〜400nTの小規模の変化を示しています。
速度の上昇が小規模なので、この程度の活動になっているのでしょう。


今回の速度変化は、タイミングから考えると
北半球側に見えていた小さなコロナホールの影響の可能性があります。
これに続いて、南半球側のコロナホールの影響がやって来る場合、
太陽風の速度変動は明日以降もうしばらく続くかもしれません。


太陽は、昨日書いたように、SOHO、SDO、STEREOのいずれも更新停止、
もしくはアクセス不能になっています。
従って、今日は掲載する写真がありません。

NOAA/SWPCの報告によると、
南西に1136黒点群、北東に1137黒点群が発生したそうです。

しかし、GOESのX線のグラフには特に変化はなく、
新しい黒点群の活動度は低いようです。


最悪の場合、年が明けるまでメンテナンスが行われず、
更新停止の状態が続くのでしょうか。



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。