宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/12/26 08:12 更新 太陽風は平均的な速度に上がっています。小さなコロナホールの影響と思われます。 担当 篠原 26日に入った頃から(世界時25日15時)、太陽風の速度が上昇を始め、 330km/秒の低速風から、400km/秒の平均的な速度を回復しています。 小さなコロナホールの影響がやって来た様です。 27日周期の図で比較すると、前周期よりも1日遅れの開始です。 磁場強度も、初めに10nTに強まり、 速度が高まった後はやや下がりましたが、現在も8nTほどに強まったままです。 このため、もう一段速度が高まる可能性もあります。 オーロラの活動度を示すAE指数は、200〜400nTの小規模の変化を示しています。 速度の上昇が小規模なので、この程度の活動になっているのでしょう。 今回の速度変化は、タイミングから考えると 北半球側に見えていた小さなコロナホールの影響の可能性があります。 これに続いて、南半球側のコロナホールの影響がやって来る場合、 太陽風の速度変動は明日以降もうしばらく続くかもしれません。 太陽は、昨日書いたように、SOHO、SDO、STEREOのいずれも更新停止、 もしくはアクセス不能になっています。 従って、今日は掲載する写真がありません。 NOAA/SWPCの報告によると、 南西に1136黒点群、北東に1137黒点群が発生したそうです。 しかし、GOESのX線のグラフには特に変化はなく、 新しい黒点群の活動度は低いようです。 最悪の場合、年が明けるまでメンテナンスが行われず、 更新停止の状態が続くのでしょうか。 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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