宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:02)
昨日、M5.4の中規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 8 --- ---
11/ 7 10:28 C5.4
00:26 M5.4
11/ 6 17:21 C1.7
13:37 C4.5
11:11 C2.0

黒点 11/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
1121 11 βγ M5
1122 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:56 282 -0.2
-2 h 284 +0.3
-4 h 286 -0.1
-6 h 291 -0.3
-8 h 300 -1.2
-10 h 295 -1.7
-12 h 296 -0.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -12 -3/ 4
-2 h -13 -6/ 2
-4 h -13 -5/ 4
-6 h -14 -8/ 3
-8 h -14 -10/ 7
-10 h -13 -14/ 3
-12 h -12 -15/ 4

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
11/ 8 0.3 2x10^2
11/ 7 0.4 2x10^2
11/ 6 0.3 2x10^2
11/ 5 0.4 3x10^2
11/ 4 0.4 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/11/ 3 07:38 330km/秒ほどの低速の太陽風が続いています。太陽も穏やかです。
2010/11/ 4 11:03 太陽の東端で、Cクラスのフレアが発生しています。太陽風は低速ですが、弱いオーロラ活動が発生しています。
2010/11/ 5 11:49 M1.6の中規模フレアが発生しました。発生箇所の1121黒点群は、太陽のこちら側に姿を現しました。
2010/11/ 6 12:18 1121黒点群で、M1.0の中規模フレアが発生しました。磁気圏は静穏です。
2010/11/ 7 06:55 1121黒点群で、M5.4の中規模フレアが発生しました。
最新のニュース

2010/11/ 8 11:02 更新
1121黒点群の活動は続いています。太陽風はとても低速の状態です。

担当 篠原

昨日のニュースの後、7日10時半(世界時7日1時半)に、
1121黒点群はC5.4の小規模フレアを起こしました。
1121黒点群は、高い活動度を保っています。

SOHOの可視光写真を見ると、小さな黒点がぱらぱらと散在する程度ですが、
磁場の写真を見ると、白と黒の磁場の強まりが、複雑に入り組んで分布しています。
このため、1121黒点群は大きなエネルギーを蓄えていると考えることができます。

引き続き、1121黒点群はMクラスの中規模フレアや、
Xクラスの大規模フレアを起こす可能性があります。
また、1121黒点群の位置が、太陽の中心線に近づくにつれて、
フレア発生後のCMEの影響も地球に及びやすくなっています。
今後の活動に注意してください。


太陽風は、290〜280km/秒へと速度が下がり、かなり低速の状態を保っています。
磁場強度も、3〜1nTとこちらも弱まっています。

磁気圏も概ね静穏で、太陽風磁場の南向きに対応して、
AE指数では小規模の活動がひとつ発生していますが、その他は全く平坦です。


太陽風はこの後も低速の状態が続きそうです。
掲載の27日周期の図では、前周期のグラフの後半に、
ようやく400km/秒台の太陽風が見えてきた程度です。

SOHO EIT195を見ると、太陽の北半球側に小さいコロナホールが見えます。
明後日くらいに、この領域の影響が多少見られるかもしれません。



SOHOによる、太陽の磁場写真。1121黒点群の複雑な磁場の強まりが目立っている。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子
(c) SOHO (ESA & NASA)



SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。