宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 9/13 10:37 更新 太陽風は300km/秒の低速状態です。太陽活動も穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、300km/秒へ下がり、かなり遅い風になっています。 プラズマの密度も少なくなって、速度データがやや散らばっています。 磁場強度は、2〜4nTの間を変化しています。 やや弱めの傾向は続いています。 磁気圏のオーロラ活動もたいへん静かです。 AE指数は全く変化していません。 11日に発生したCMEの影響は、 明日か明後日くらいに地球へやって来る可能性があります。 それがなければ、遅い風はこのまま1週間程度続くと思われます。 27日周期の図を見ると、 8月24日に発生した高速太陽風の回帰は、9月20日頃と予想されます。 発生源にあたるコロナホールは、STEREO Behindで見ることができます。 もうすぐ、太陽のこちら側に姿を現しそうです。 前周期のこの高速風では、オーロラ活動も活発になりました。 オーロラ観望では楽しみに待っていて下さい。 太陽では、X線の変化はほとんどなくなっています。 可視光写真を見ると、1106黒点群は白斑も従えて迫力ある見え方をしていますが、 活動度は下がっている様に見えます。 また、太陽の北東(左上)に、1107黒点群が現れました。 掲載の可視光写真では、白斑の中にとても小さな黒い点が見えている様です。 6時間ほど前の写真ではもう少しはっきりと見えていたので、 このまま消えてしまうのかもしれません。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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