宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:55)
昨日、M1.0の中規模フレアが発生しています。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/ 9 --- ---
8/ 8 02:51 M1.0
8/ 7 --- ---

黒点  8/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
1092 1 α ---
1093 2 β M1
1095 2 α ---
1096 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:45 388 -4.9
-2 h 403 -4.6
-4 h 407 -0.8
-6 h 391 +3.3
-8 h 382 +4.0
-10 h 388 +3.2
-12 h 358 +0.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -21 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -10 -/ -
-6 h -10 -/ -
-8 h -10 -/ -
-10 h -10 -/ -
-12 h -9 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 3x10^3
8/ 9 0.8 4x10^3
8/ 8 0.8 5x10^3
8/ 7 0.3 5x10^3
8/ 6 0.4 2x10^3
8/ 5 0.5 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
太陽黒点 (SOHO)
太陽可視光 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 8/ 4 09:45 CMEによる太陽風の擾乱が到来し、磁気嵐が発生しています。7月の黒点数を報告します。
2010/ 8/ 5 10:07 磁気嵐が発生し、活発なオーロラ活動が続いています。しかし、太陽風の乱れは弱まり始めています。
2010/ 8/ 6 06:10 高速太陽風は続いていますが、大きな乱れは終わりました。
2010/ 8/ 7 04:31 太陽風の速度は、平均的なレベルに下がりつつあります。太陽でCクラスのフレアが発生しています。
2010/ 8/ 8 07:03 M1.0の中規模フレアが発生しました。太陽風、磁気圏は穏やかです。
最新のニュース

2010/ 8/ 9 12:55 更新
太陽は静穏です。太陽風は平均的な速さで、磁気圏も静かです。

担当 篠原

M1.0の中規模フレアの後、太陽の活動は落ち着いています。
X線のデータでは、B2ほどの小さな変化は見られますが、それ以上の変化はありません。
しばらく休んで再び活動を起こすというのも、よく見られるパターンなので、
引き続き注意する必要はありますが、それほど活発ではないようです。

太陽面には4つの黒点群が見えています。
西の端(右端)に沈みかけの1092黒点群、中央やや左に大きく1093黒点群、
その右下側に1095黒点群、もうひとつ右上側に、新しく1096黒点群が出現しています。
あまり派手な黒点はありませんが、ひと頃に比べれば、だいぶにぎやかに感じます。

今日はSOHO EIT195の更新がないので、GOES14のX線画像を掲載します


太陽風は、速度400km/秒、磁場強度5nTと平均的な状態を保っています。
27日前の前周期は、300km/秒台の低速風だったのですが、
多少様子が変わっているようです。
磁気圏への目立った影響はなく、AE指数は静かです。


今日、明日と穏やかな状態が続きますが、
明後日くらいに速度の高まりが見られるかもしれません。
27日周期の図で、7月15日に見られる小さな高まりです。
コロナホールが見られなくなっているので、今回は見られないかもしれません。

その場合、10日程穏やかな太陽風が続くでしょう。


放射線帯高エネルギー電子の増加は、昨日の4000程度で止まりました。
今後はゆっくりと減少していきます。


カムチャッカの作業も明日までとなり、水曜日の朝にこちらを発ちます。
今日はとても良い天気で、風はやや冷たいですが、太陽の光が心地よい陽気です。



GOES-14のX線カメラによる太陽コロナ。
(c) NOAA/SWC


SOHOによる太陽可視光写真。
(c) SOHO (ESA & NASA)


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。