宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:23)
昨日、C3.7の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/16 --- ---
7/15 05:30 C3.7
7/14 21:02 C1.5

黒点  7/15 (NOAA)
磁場 フレア
1087 6 βγ ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:15 410 +2.7
-2 h 411 +1.9
-4 h 416 +0.1
-6 h 425 -0.5
-8 h 438 -0.7
-10 h 439 -3.1
-12 h 439 -4.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -20 -16/ 5
-2 h -23 -12/ 3
-4 h -26 -7/ 10
-6 h -32 0/ 9
-8 h -36 5/ 12
-10 h -36 -10/ 8
-12 h -33 -13/ 8

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
7/16 0.3 2x10^2
7/15 0.4 1x10^3
7/14 0.4 7x10^2
7/13 0.4 1x10^3
7/12 0.4 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
太陽黒点 (SOHO)
太陽可視光 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙天気日報
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 7/11 11:56 1087黒点群は、姿が大きくなっています。太陽風は、260km/sとかなり低速です。
2010/ 7/12 09:55 1087黒点群は、比較的穏やかです。太陽風は低速ですが、明日、高速風が到来しそうです。
2010/ 7/13 13:42 1087黒点群は、やや規模が強まっているようです。太陽風は340km/秒と低速のままです。
2010/ 7/14 11:59 C2.6の小規模フレアが発生しましたが、1087群は特に活発化していません。太陽風は低速風が続いています。
2010/ 7/15 10:58 小規模フレアが2回発生しました。太陽風の変動が始まり、弱い磁気嵐が発生しているようです。
最新のニュース

2010/ 7/16 09:23 更新
太陽は穏やかです。太陽風は速度が下がり、磁気圏も静穏になっています。

担当 篠原

昨日の朝のCクラスフレア以降、太陽では目立った活動は発生していません。
X線のグラフでは、Bクラスの小さなフレアが1度発生しただけです。

1087黒点群は、黒点としてはぽつんと小さく見える程度ですが、
EIT195を見ると、周囲に広い範囲で明るい活動領域が広がっています。
再び、間をおいてフレア活動を起こすかもしれませんので、
引き続き注目してください。


太陽風は、昨日の450km/秒が最高速だった様です。
昨日いっぱいはこの速度を保ちましたが、
夜遅くからゆっくりと下がり始め、現在は400km/秒と通常の速度に戻っています。

10nTを超えて強まっていた磁場強度も、
昨日のニュース以降はゆっくりと弱まり続け、
そろそろ5nTと、こちらも平均的な状態に戻りつつあります。

太陽風の乱れは、今回は規模も小さく、短期間で終わりました。
SOHO EIT195では、発生源のコロナホールはほとんど見えなくなっています。


速度の高まりがそれほどでもなかったため、磁気圏の擾乱は限定的でした。
AE指数は、その後1000nTの中規模変動が1度記録されましたが、
以降は、300nTほどの小規模活動程度です。
Dst指数も、50nTほどの減少に留まっています。
沖縄の磁場変化でその様子を見ることができます。

現在は太陽風も平均的な状態に戻り、これからは穏やかな風になるでしょう。
磁気圏も静穏になります。


放射線帯の高エネルギー電子は、減少から増加へ転じつつあります。
しかし、今回の磁気圏活動の様子から、あまり大きな増加にはならない様に思います。
明日のデータに注目してください。



SOHO EIT195による太陽コロナ。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。
(c) SOHO (ESA & NASA)


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



沖縄の磁場擾乱
下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。