宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2010/ 7/16 09:23 更新 太陽は穏やかです。太陽風は速度が下がり、磁気圏も静穏になっています。 担当 篠原 昨日の朝のCクラスフレア以降、太陽では目立った活動は発生していません。 X線のグラフでは、Bクラスの小さなフレアが1度発生しただけです。 1087黒点群は、黒点としてはぽつんと小さく見える程度ですが、 EIT195を見ると、周囲に広い範囲で明るい活動領域が広がっています。 再び、間をおいてフレア活動を起こすかもしれませんので、 引き続き注目してください。 太陽風は、昨日の450km/秒が最高速だった様です。 昨日いっぱいはこの速度を保ちましたが、 夜遅くからゆっくりと下がり始め、現在は400km/秒と通常の速度に戻っています。 10nTを超えて強まっていた磁場強度も、 昨日のニュース以降はゆっくりと弱まり続け、 そろそろ5nTと、こちらも平均的な状態に戻りつつあります。 太陽風の乱れは、今回は規模も小さく、短期間で終わりました。 SOHO EIT195では、発生源のコロナホールはほとんど見えなくなっています。 速度の高まりがそれほどでもなかったため、磁気圏の擾乱は限定的でした。 AE指数は、その後1000nTの中規模変動が1度記録されましたが、 以降は、300nTほどの小規模活動程度です。 Dst指数も、50nTほどの減少に留まっています。 沖縄の磁場変化でその様子を見ることができます。 現在は太陽風も平均的な状態に戻り、これからは穏やかな風になるでしょう。 磁気圏も静穏になります。 放射線帯の高エネルギー電子は、減少から増加へ転じつつあります。 しかし、今回の磁気圏活動の様子から、あまり大きな増加にはならない様に思います。 明日のデータに注目してください。 SOHO EIT195による太陽コロナ。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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