宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 6/29 14:01 更新 520km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏は概ね静穏です。 担当 篠原 太陽風は、速度が520km/秒で安定し、高速の風が続いています。 磁場強度は、4nTからむしろ5nTに上がっています。 磁場の強さとしては平均的な値ですが、 高速風が後半に入ると磁場強度は次第に弱まっていくことが多いので、 今回は、まだしばらく高速風が続くということなのかもしれません。 27日周期の図によると、前周期の高速風には、第二波となる再度の上昇が見られています。 今回も、明日くらいにこの様な変化が見られるかもしれません。 磁気圏活動は、だいぶ小規模になっています。 今日のAE指数の図は、観測点の数が少ないため、 地球規模のオーロラ活動を捉えきれていないという条件付きですが、 200nT以下の変化しか見られません。 太陽風の速度は高いものの、磁場強度は弱まり気味で、 南北成分も、やや北寄りになっているためでしょうか。 SOHO EIT195では、北半球の大きなコロナホールがゆっくりと西に動いています。 ここからの影響が見られる4〜5日後くらいまでは、高速風は続きそうです。 太陽の活動は静穏です。 南東(左下)の1084黒点群には、大きな黒点が見えますが、フレア活動は起こしていません。 また、南半球の真ん中付近に小さな黒点が発生しています。 SOHO EIT195による太陽コロナ。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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