宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:01)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/29 --- ---
6/28 --- ---
6/27 --- ---

黒点  6/29 (NOAA)
磁場 フレア
1084 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:56 530 +3.0
-2 h 509 -2.0
-4 h 527 +2.5
-6 h 514 -0.3
-8 h 523 +2.1
-10 h 512 +0.1
-12 h 501 +0.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
14:30 -14 -/ -
-2 h -10 -/ -
-4 h -12 -/ -
-6 h -11 -/ -
-8 h -14 -/ -
-10 h -14 -/ -
-12 h -16 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 6x10^2
6/29 0.5 1x10^3
6/28 0.4 6x10^2
6/27 0.5 8x10^1
6/26 0.5 8x10^2
6/25 0.5 8x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 6/24 11:19 太陽風の速度は300km/秒に下がり、かなり低速です。太陽も静かな状態が続いています。
2010/ 6/25 09:22 太陽風の速度は370km/秒に上がっています。明日くらいに高速風がやって来そうです。
2010/ 6/26 12:03 太陽風は低速風が続いています。これからコロナホールによる高速風が始まりそうです。
2010/ 6/27 09:08 太陽風はやや高速になっています(450km/秒)。速度は、もう一段上昇する可能性があります。
2010/ 6/28 12:21 高速太陽風は、速度が520km/秒に上昇しています。1084黒点群は磁場極性が逆向きです。
最新のニュース

2010/ 6/29 14:01 更新
520km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏は概ね静穏です。

担当 篠原

太陽風は、速度が520km/秒で安定し、高速の風が続いています。
磁場強度は、4nTからむしろ5nTに上がっています。

磁場の強さとしては平均的な値ですが、
高速風が後半に入ると磁場強度は次第に弱まっていくことが多いので、
今回は、まだしばらく高速風が続くということなのかもしれません。
27日周期の図によると、前周期の高速風には、第二波となる再度の上昇が見られています。
今回も、明日くらいにこの様な変化が見られるかもしれません。

磁気圏活動は、だいぶ小規模になっています。
今日のAE指数の図は、観測点の数が少ないため、
地球規模のオーロラ活動を捉えきれていないという条件付きですが、
200nT以下の変化しか見られません。

太陽風の速度は高いものの、磁場強度は弱まり気味で、
南北成分も、やや北寄りになっているためでしょうか。


SOHO EIT195では、北半球の大きなコロナホールがゆっくりと西に動いています。
ここからの影響が見られる4〜5日後くらいまでは、高速風は続きそうです。


太陽の活動は静穏です。
南東(左下)の1084黒点群には、大きな黒点が見えますが、フレア活動は起こしていません。
また、南半球の真ん中付近に小さな黒点が発生しています。



SOHO EIT195による太陽コロナ。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。