宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 6/27 09:08 更新 太陽風はやや高速になっています(450km/秒)。速度は、もう一段上昇する可能性があります。 担当 篠原 26日12時(世界時16日3時)頃に、太陽風の速度は450km/秒へ上がりました。 コロナホールによる太陽風の変化がやって来たようですが、 速度の上昇は450km/秒で止まっていて、本格的な高速風とはなっていません。 27日周期の図で前周期の様子を見ると、 前周期(5月30〜31日)は2日ほどかけてゆっくりと速度が高まっていきました。 今回も、これから更に上昇していくのか、あるいはここまでなのか、 この後の変化に注目して下さい。 10nTに強まっていた太陽風の磁場強度は、7nTほどに下がっています。 やや勢いはなくなっている印象です。 磁気圏のオーロラ活動は、ある程度活発化しています。 AE指数では、300〜500nTの小規模の変化が見られています。 ただし、今日も灰色のグラフになっていて、 指数作成に使用しているデータ数が少ない状態です。 このため、オーロラ活動をとらえきれていないようで、 特に図の前半の活動は、本当は2倍程度は大きかったと思われます。 太陽では、東端から新しい黒点が上がってきました。 一方、昨日見えていた小さな黒点は消えています。 X線に特に変化はなく、穏やかな太陽が続いています。 SOHO EIT195による太陽コロナ。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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