宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 6/25 09:22 更新 太陽風の速度は370km/秒に上がっています。明日くらいに高速風がやって来そうです。 担当 篠原 穏やかな宇宙天気が続いています。 半日ほどACE衛星のデータが欠けていますが、 太陽風の速度は、昨日の300km/秒からゆっくり上がって、 現在は370km/秒とやや低速くらいに戻っています。 磁場強度も5nTと平均的な強さになっています。 このように多少変化はしていますが、太陽風としては穏やかな状態が続いています。 磁気圏も概ね静穏で、AE指数は一時的に小規模の活動が発生していますが、 これらの変化は、太陽風磁場の南北成分が、 短い時間だけ南向きになったため発生したようです。 SOHO EIT195を見ると、コロナホールは西半球側にだいぶ移動しました。 早ければ今夜、恐らくは明日くらいから太陽風の速度が上昇を始めると思われます。 そして、その後1週間程度高速風が続く可能性があります。 前周期は、最高速度は600km/秒まで上がりました。 今回はどこまで上がるでしょうか。 太陽では、1082黒点群は黒点ひとつだけの小さな群になってしまいました。 東端に白斑が見えているものの、X線のグラフは全く静かで、 穏やかな状態が続いています。 SOHO EIT195による太陽コロナ。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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