宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:09)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/17 --- ---
6/16 --- ---
6/15 --- ---

黒点  6/16 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:57 523 +2.1
-2 h 565 +2.4
-4 h 546 +0.5
-6 h 545 -3.4
-8 h 562 +1.4
-10 h 551 -2.8
-12 h 530 -0.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
06:59 -17 6/ 8
-2 h -21 -1/ 6
-4 h -25 -4/ 7
-6 h -21 -8/ 7
-8 h -26 -8/ 11
-10 h -20 -19/ 16
-12 h -25 -21/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^2
6/17 0.4 4x10^2
6/16 0.6 8x10^2
6/15 0.5 1x10^3
6/14 0.6 1x10^3
6/13 0.8 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 6/12 11:41 M2.0の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速で、磁気圏も静穏です。
2010/ 6/13 11:25 1081黒点群はC6のフレアも起こしました。太陽風は330km/秒と低速です。
2010/ 6/14 09:54 1079黒点群が活発化し、M1のフレアが発生しました。太陽風は400km/秒です。
2010/ 6/15 09:09 太陽風は370km/秒とやや低速になり、磁気圏も静穏です。これから高速風がやって来ると思われます。
2010/ 6/16 11:24 太陽風の速度が500km/秒台前半に上昇しています。磁気圏は概ね静穏です。
最新のニュース

2010/ 6/17 09:09 更新
550km/秒ほどの高速太陽風が続いています。オーロラ活動も発生しています。

担当 篠原

昨日のニュースの後、太陽風の速度はもう少し上がって、
550km/秒から、時折600km/秒に達するようなレベルになっています。

磁場強度は、10nTからゆっくりと下がって6nTほどになっています。
まだある程度の強さを保っていて、高速風領域としては中盤にある様です。
27日周期の図を見ると、高速風領域は前周期よりも規模が大きくなっているようです。

この後、磁場強度が5nTを割って3nTほどに下がってくると、
高速風も後半に入ったと考えられます。
すると、速度も次第に低下していくでしょう。


太陽風の速度が高まり、磁場も強まっていることで、磁気圏活動も活発になっています。
今日のAE指数は、800nT程度の中規模の活動が3回ほど観測されています。

今回、コロナホールが大きくなっていたことから、
高速風は強まっているのではないかと考えました。
27日周期の図で前周期と比較すると、最高速度は550km/秒程度へ上がっています。
継続期間も伸びそうですが、どのくらいまで広がるでしょうか。
磁場強度の弱まりがどのくらいから始まるかが次の注目点でしょう。


放射線帯高エネルギー電子は、今は低い状態になっています。

太陽は、無黒点で静穏です。



SOHO EIT195による太陽コロナ。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。