宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 6/17 09:09 更新 550km/秒ほどの高速太陽風が続いています。オーロラ活動も発生しています。 担当 篠原 昨日のニュースの後、太陽風の速度はもう少し上がって、 550km/秒から、時折600km/秒に達するようなレベルになっています。 磁場強度は、10nTからゆっくりと下がって6nTほどになっています。 まだある程度の強さを保っていて、高速風領域としては中盤にある様です。 27日周期の図を見ると、高速風領域は前周期よりも規模が大きくなっているようです。 この後、磁場強度が5nTを割って3nTほどに下がってくると、 高速風も後半に入ったと考えられます。 すると、速度も次第に低下していくでしょう。 太陽風の速度が高まり、磁場も強まっていることで、磁気圏活動も活発になっています。 今日のAE指数は、800nT程度の中規模の活動が3回ほど観測されています。 今回、コロナホールが大きくなっていたことから、 高速風は強まっているのではないかと考えました。 27日周期の図で前周期と比較すると、最高速度は550km/秒程度へ上がっています。 継続期間も伸びそうですが、どのくらいまで広がるでしょうか。 磁場強度の弱まりがどのくらいから始まるかが次の注目点でしょう。 放射線帯高エネルギー電子は、今は低い状態になっています。 太陽は、無黒点で静穏です。 SOHO EIT195による太陽コロナ。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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