宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 6/16 11:24 更新 太陽風の速度が500km/秒台前半に上昇しています。磁気圏は概ね静穏です。 担当 篠原 コロナホールによる高速の太陽風がやって来ました。 昨日の夕方、15日17時(世界時15日8時)頃から、 太陽風の磁場が、5nTから10nTへ強まりました。 そのまま現在まで、10nT近い強度を保っています。 一方の太陽風は、300km/秒台後半とやや遅い状態だったのですが、 磁場の強まり以降、今朝にかけてゆっくりと上昇し、 現在、500kmから550km/sと高速状態に入っています。 27日周期の図を見ると、前周期とほとんど同じタイミングで、 高速風は始まっていますす。 最高速度も今のところ同じくらいですが、 太陽風の磁場強度が強まったままなので、 これからもう一段上昇が起きるかもしれません。 継続期間は前周期と同程度、明日、明後日くらいまでではないでしょうか。 ここまでの磁気圏も概ね静穏です。 これは、太陽風の磁場が比較的北寄りに推移していたためです。 太陽は、やっと現われた黒点群も西へ沈み、無黒点となっています。 東の端には、白斑が見えている程度です。 SOHO EIT195による太陽コロナ。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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