宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2010/ 6/14 09:54 更新 1079黒点群が活発化し、M1のフレアが発生しました。太陽風は400km/秒です。 担当 篠原 昨夜は、「はやぶさ」の見事な帰還を、 これまた見事なネット生中継で、現地とぼ同時に見ることが出来ました。 はやぶさが地球を飛び立ったのは、7年前、2003年5月のことだそうです。 宇宙天気ニュースが始まったのも、同じ2003年の10月で、 ちょうどこのくらい飛び続けてたのかと、 勝手な親近感を感じながら中継を見ていました。 カプセルもすぐに発見されたそうで、ドラマはもうしばらく続きそうですね。 昨日の太陽では、1081群に続いて、南西(右下)に見えていた1079黒点群が活発化し、 M1.0の中規模フレアを起こしました。 その様子を、STEREO AheadのEUVI195の動画で紹介します。 この衛星では、1081(上)、1079(下)とふたつの黒点群は、太陽の中心付近に見えています。 初めに、小さく1081群で爆発が発生し、 やがて1079群でもうひとつ大きな爆発が発生しています。 ふたつの黒点群が活動している様子を見ていると、 連動している様な動きも見えて、なかなか興味深いです。 これらのフレア活動に伴って、CME(太陽ガスの放出現象)も発生していますが、 地球から見ると横方向に飛び出しているため、影響はありません(LASCO C3参照)。 現在の太陽では、ふたつの黒点群は西の端に没しつつあります。 太陽X線の強度が下がっていることもあり、この後の太陽は穏やかになりそうです。 太陽風は、昨日の昼頃から速度がやや上がり、400km/秒台を回復しています。 現在はちょうど400km/秒で、速度としては平均的な状態です。 変化は小規模で、コロナホールの影響が始まる、明日、明後日まで、 太陽風は穏やかな状態が続くでしょう。 そのコロナホールは、太陽の自転に伴い、次第に西半球に進んでいます。 既にここを飛び出した高速風が、次第に地球に近づいていると思われます。 明日以降のACEのデータに注目してください。 現在の磁気圏活動は静穏です。 放射線帯高エネルギー電子も、1000程度で安定しています。 STEREO Ahead EUVI195による、フレアの様子。 (c) NASA 、動画加工 : 宇宙天気ニュース SOHO EIT195による太陽コロナ。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星のLASCO C3カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |