宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (23:02)
今日、M1.0の中規模フレアが発生しました。
また、M2.0の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/13 19:45 C1.5
18:37 C1.8
14:18 M1.0
6/12 18:02 C6.2
09:35 M2.0
6/11 --- ---

黒点  6/13 (NOAA)
磁場 フレア
1079 2 β M1
1080 4 β C1
1081 10 β M2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
22:56 428 +0.4
-2 h 431 +1.4
-4 h 436 +4.0
-6 h 426 -1.3
-8 h 392 -0.8
-10 h 364 +0.5
-12 h 332 +1.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
18:59 -8 -8/ 13
-2 h -6 -11/ 6
-4 h -9 -9/ 19
-6 h -11 6/ 7
-8 h -7 0/ 8
-10 h -7 -4/ -
-12 h -8 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^2
6/13 0.8 2x10^3
6/12 1.3 1x10^3
6/11 0.4 2x10^3
6/10 0.4 8x10^3
6/ 9 0.5 9x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 6/ 8 10:46 太陽風は370km/秒と低速風になっています。これから、コロナホールの影響がやって来る可能性があります。
2010/ 6/ 9 11:17 太陽風は、400km/秒で安定しています。1078黒点群が発生しました。
2010/ 6/10 09:39 太陽風は低速風になっています(330km/秒)。1078群が少し活動をしています。
2010/ 6/11 09:19 1079黒点群が発生しています。しかし、太陽は静穏です。太陽風はやや高速になりました。
2010/ 6/12 11:41 M2.0の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速で、磁気圏も静穏です。
最新のニュース

2010/ 6/13 11:25 更新
1081黒点群はC6のフレアも起こしました。太陽風は330km/秒と低速です。
2010/ 6/13 23:02 追加 
「はやぶさ」帰還おめでとう!

担当 篠原

1081黒点群は、M2.0の中規模フレアに続いて、
12日18時(世界時12日9時)に、C6.1の小規模フレアを発生させました。

しかし、SOHOの画像を見ると、1081群の規模が更に強まっている様子はなく、
黒点群の活動としてはこの程度の規模に留まりそうです。
引き続き、中小規模のフレア発生に注意してください。

また、GOESのX線のグラフが、今朝に入って高まっています。
太陽のどの領域の変化によるものか、よく分からないのですが、
またM、Cクラスのフレアが発生するかもしれません。


太陽風は、1日かけて更に速度を下げ、330km/秒とだいぶ遅い風になっています。
最近の太陽風は、速度が300km/秒台前半まで下がることが少なくなり、
330km/秒まで下がると、ずいぶん下がったという印象を受けます。
ゆっくりとした変化なので、なかなか意識しにくいのですが、
太陽風の様子も、活動周期とともに変化しているのです。

磁気圏もとても穏やかで、
AE指数は全く変化していません。


SOHO EIT195では、コロナホールがいよいよ太陽の中心を過ぎ、
西半球側に迫り出しています。
今、地球に向かって吹き出している太陽風が、3日ほどかけて地球にやって来るのです。

前周期にこの領域からやって来た高速風は、最高速度は500km/秒ほどで、
継続時間は2日程度でした。
南北に細長いことから、継続時間は今回もそれほど長くなさそうですが、
最高速度はもう一段上がっている可能性があります。
15〜16日くらいに到来すると思われるので、注目してください。


昨日は、2つのフレアに関する速報を、自動でTwitterに無事書き込むことができました。
今の太陽の様子では、次がいつになるか分かりませんが、どうぞお楽しみください。

現在のシステムの悩ましい点は、
ある黒点群が活発化すると、連発するようにフレア速報が流れてしまうことです。
特に、Xクラスのフレアを起こすような規模の黒点群だと、
M、Cフレアの情報が、もう、うるさいくらいに発生します。
その点を調整した方が良いのか、そのままの方が分かりやすいのか、
そういった様子も含めて、どうぞご覧下さい。

2010/ 6/13 23:02 追加 (篠原) 関連の図はページの最後にあります
生放送で見ていました。
すごいです。
「お帰りなさい!」



SOHO EIT195による太陽コロナ。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。
(c) SOHO (ESA & NASA)


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




2010/ 6/13 23:02 追加


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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。