宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 6/11 09:19 更新 1079黒点群が発生しています。しかし、太陽は静穏です。太陽風はやや高速になりました。 担当 篠原 昨日紹介した1078黒点群は、特に動きのないまま西の端に近づいています。 昨日のX線グラフは、一昨日よりも静かになっていて、活動度は低下しています。 フレアは、まだしばらく見られないようです。 (最後のCクラスフレアは5月8-9日の発生で、既に1カ月経過しています) 1078群の左側に新しい黒点が出現し、1079黒点群と番号が付きました。 詳しく見ると、昨日の写真で小さく見えていた黒点ではなく(ここは現在は白斑になっています)、 その左に新しく活動領域が出現したようです。 EIT195の動画を見ると、新しく発生した分、こちらの領域の方が元気が良さそうです。 少し磁場が強まっていた太陽風は、昨日のニュースの後から速度がゆっくりと上昇し、 半日ほどかけて460km/秒とやや高速の状態に達しました。 ただし、長くは続かず、既に430km/秒へと下がり始めています。 最大10nTまで上がっていた磁場強度も、現在は5nTと平均レベルに落ち着いています。 地球の磁気圏は、概ね静穏です。 太陽風は、これから5日程度は穏やかでしょう。 次の擾乱要因は、SOHO EIT195の太陽コロナの東側(左側)に見えている、 縦に太く伸びるコロナホールです。 ここから太陽の中心線まで2〜3日、 そこで飛び出した高速風が地球へやって来るまでに3日、 と見込むと、影響がやって来るのは16日あたりではないでしょうか。 前回は、やっと500km/秒に達した程度の高速風でしたが、今回はどうなるでしょうか。 SOHO EIT195による太陽コロナ。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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