宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:46)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/ 8 --- ---
6/ 7 --- ---
6/ 6 --- ---

黒点  6/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
1076 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:36 373 +0.3
-2 h 347 +0.9
-4 h 357 +1.1
-6 h 357 -0.6
-8 h 358 -0.4
-10 h 372 -0.9
-12 h 386 -1.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -12 -4/ 11
-2 h -14 4/ 4
-4 h -15 0/ 9
-6 h -16 -6/ 3
-8 h -18 -5/ 6
-10 h -20 -8/ 6
-12 h -22 -10/ 7

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 8x10^3
6/ 8 0.3 1x10^4
6/ 7 0.5 1x10^4
6/ 6 0.4 1x10^4
6/ 5 0.4 8x10^3
6/ 4 0.4 3x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 6/ 3 10:14 太陽風の速度は440km/秒に下がり、高速風は終わりました。放射線帯は強まったままです。
2010/ 6/ 4 10:31 550km/秒の高速風が再びやって来ました。放射線帯が一旦大きく減少しています。5月までの無黒点日情報です。
2010/ 6/ 5 14:12 太陽風はまだ高速ですが、500km/秒に下がりました。
2010/ 6/ 6 08:22 太陽風の速度は470km/秒へ少し低下し、高速風は終わりつつあります。
2010/ 6/ 7 12:31 太陽風の速度は440km/秒に下がり、高速風は終わりました。明日くらいに、次の速度上昇が到来しそうです。
最新のニュース

2010/ 6/ 8 10:46 更新
太陽風は370km/秒と低速風になっています。これから、コロナホールの影響がやって来る可能性があります。

担当 篠原

1カ月ほど前から、Twitterにニュースのタイトルを公開し始めました。
http://twitter.com/swnews
記事更新のお知らせになると思いますので、ご利用下さい。

このアカウントには、
C3以上のフレアが発生した場合に自動検出で速報を書き込んでいます。
検出精度は十分だと思いますが、ソフトが止まっていたり、
Twitterへの書き込みに失敗したりする可能性がありますので、
信頼性はその程度に考えて下さい。

実は、太陽がずっと静かなので、フレア速報の実地テストがほとんどできていません。
しばらく動作確認をしてから公開したかったのですが、
現在の太陽の様子ではいつになるか分からないので、見切り発車でお知らせします。

また、6月末で、Twitterの書き込みの認証方式が変わるそうです。
現在は旧方式で動かしていて、新方式への切り替えを試みているところです。
早く切り替えたいと思っていますが、私の手に負えない場合、
7月からは手動更新になってしまうかもしれません。
その時は、どなたかお助け下さい。


太陽風は、更に速度を下げ、370km/秒と低速風に変わっています。
磁場が強まりつつあるように見えた変化は、その後は続かず、
磁場強度は5nTと平均的なレベルで安定しています。

これからコロナホールの影響がやって来ると思われますが、
それまでは低速の静かな太陽風です。

磁気圏活動も、概ね静穏ですが、
太陽風磁場が弱い南向きになっている影響で、
AE指数で200nT弱くらいの小さな変化が続いています。


SOHO EIT195は、昨日掲載の写真から2日ほど経過しているため、
コロナホールが一気に西に動いて、ずいぶん違う太陽に見えます。
コロナホールの位置としては、太陽風に変化がやって来て良い頃です。
今日から明日くらいにかけて、注目してください。


放射線帯の高エネルギー電子は、もう少し減少して、
警戒レベルを割りつつあります。
この後、太陽風の乱れがやって来ると、そこで一気に減少するでしょう。


太陽は、1076黒点群が西に没して、無黒点の状態です。
拡大写真を詳しく見ると、ごく小さな黒点がいくつか見えているようですが、
ここから発達するのか、すぐに消えてしまうのか、どうなるでしょう。



SOHO EIT195による太陽コロナ。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。