宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 6/ 7 12:31 更新 太陽風の速度は440km/秒に下がり、高速風は終わりました。明日くらいに、次の速度上昇が到来しそうです。 担当 篠原 太陽風の速度は、440km/秒付近へ下がって、落ち着いています。 高速風は終わり、平均的な太陽風の速さに戻っています。 一方、磁場強度は、3nTに弱まっていたのですが、6nT近くに強まっています。 まだ、強度として平均的なレベルに戻った程度ですが、 明日くらいから次の太陽風の乱れがやって来ると予想しているため、 その兆しとなっている可能性もあります。 掲載しているSOHO EIT195は、昨日の昼頃の写真です。 コロナホールはこれよりも西側(右側)に動いており、 そろそろ影響がやって来てもおかしくはありません。 27日周期の図によると、単純に27日で回帰するなら、乱れの到来は明日になるでしょう。 前周期は、500km/秒の太陽風が1日強続いた程度で、 たいした変動ではありませんでした。 今回は、南半球に広がるコロナホールがよりはっきりしているため、 最高速度はもう一段上がるかもしれません。 東西の幅は狭いため、継続期間は3日程度ではないでしょうか。 現在の磁気圏は、概ね静穏です。 AE指数は、小さな変動が見られる程度です。 再度警戒レベルに達した放射線帯の高エネルギー電子は、 今日は、わずかに減少しています。 ぎりぎり10,000に届いたくらいで、今後も減少が続くでしょう。 太陽では、1077黒点群は早くも消失し、 1076群が西の端に見えているだけです。 目立ったフレア活動も無く、静穏です。 SOHO EIT195による太陽コロナ。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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