宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:31)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/ 4 --- ---
6/ 3 --- ---
6/ 2 --- ---

黒点  6/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
1076 7 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:26 533 -3.1
-2 h 534 -6.2
-4 h 533 +1.3
-6 h 538 -1.8
-8 h 553 +3.8
-10 h 534 +2.0
-12 h 499 -1.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -35 -/ 4
-2 h -22 -/ -
-4 h -18 -/ -
-6 h -16 -/ -
-8 h -19 -/ -
-10 h -25 -/ 6
-12 h -28 -14/ 12

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^4
6/ 4 0.3 3x10^4
6/ 3 0.6 3x10^4
6/ 2 0.4 4x10^4
6/ 1 0.4 2x10^4
5/31 0.4 5x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 5/30 13:05 太陽風磁場が大きく南を向き、磁気嵐が発生しました。続いてコロナホールの影響が始まりそうです。
2010/ 5/31 09:49 高速太陽風が始まりました(500km/秒)。南向き磁場が強まり、激しいオーロラ活動が発生しています。
2010/ 6/ 1 13:42 コロナホールによる高速の太陽風は600km/秒に達し、活発なオーロラ活動も続いています。
2010/ 6/ 2 11:07 高速太陽風は続いていますが、速度は500km/秒に下がってきました。放射線帯が強まっています。
2010/ 6/ 3 10:14 太陽風の速度は440km/秒に下がり、高速風は終わりました。放射線帯は強まったままです。
最新のニュース

2010/ 6/ 4 10:31 更新
550km/秒の高速風が再びやって来ました。放射線帯が一旦大きく減少しています。5月までの無黒点日情報です。

担当 篠原

延長戦が続く、太陽無黒点日数の記録です。
最新のデータは、SIDCのページをご覧ください。
5月は、中盤に連続して12日間無黒点の日が続きました。
4月と同じ日数が並び、太陽の活動度はどちらへ向かうのか、じらされる結果となっています。

2006年無黒点日数
11月3日
12月8日
2007年
1月0日
2月6日
3月15日
4月22日
5月4日
6月11日
7月9日
8月9日
9月22日
10月28日
11月24日
12月13日
2008年
1月19日
2月22日
3月17日
4月20日
5月21日
6月17日
7月29日
8月29日
9月26日
10月21日
11月18日
12月28日
2009年
1月25日
2月23日
3月28日
4月25日
5月20日
6月21日
7月22日
8月31日
9月19日
10月21日
11月16日
12月10日
2010年
1月3日
2月0日
3月3日
4月12日
5月12日


現在も、5月の後半から連続して黒点が現われてはいますが、
フレア活動はほとんど見られず、太陽は静穏なままです。

全体としては、太陽活動が低調であることは変わらず、
この表の発表も、もうしばらく続くことになりそうです。


その太陽は、現在、1076黒点群が南西(右下)方向に見えています。
黒点の面積は更に増えているようです。
しかし、X線のデータには特に変動はなく、静かな黒点です。


太陽風は、高速風の第二波がやって来ました。
昨夜に入って再び速度が上昇し、550km/秒の高速風となっています。
コロナホールは東西に広がっていたので、高速風の分布にも広がりがあったのでしょう。

磁場強度も6nTくらいに強まり、-5nTレベルの南向き磁場も発生しています。
この影響で、AE指数で800nTほどの中規模のオーロラ活動が発生しています。


SOHO EIT195を見ると、北半球のコロナホールは西端近くに去りつつあり、
高速風がこれ以上強まることはなさそうです。
2日程度で落ち着くのではないでしょうか。

また、EIT195では、次のコロナホールが太陽の中心線に近づいています。
南極から北半球の中緯度近くまで、縦に細く連なったコロナホールです。
ここからの影響は、4日くらい先にやって来そうです。
コロナホールの様子から、短期間の高速風になりそうです。


太陽風が再び強まった影響は、放射線帯の高エネルギー電子にも現れています。
青線のGOES11、赤線のGOES13、どちらも急激に大きく減少しています。
磁気圏が変動しているためです。
ただし、こちらはこの後に回復して、再び高いレベルに達する可能性があります。
もう2日程度は、変化に注意してください。



2006年7月以降の、月ごとの無黒点日数の変化
(c) 作図 : 宇宙天気ニュース、データ : SIDC


2008年1月以降に出現した太陽黒点の緯度の変化。
(c) 作図 : 宇宙天気ニュース、データ : SIDC


SOHO EIT195による太陽コロナ。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。
(c) SOHO (ESA & NASA)


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。