宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2010/ 6/ 4 10:31 更新 550km/秒の高速風が再びやって来ました。放射線帯が一旦大きく減少しています。5月までの無黒点日情報です。 担当 篠原 延長戦が続く、太陽無黒点日数の記録です。 最新のデータは、SIDCのページをご覧ください。 5月は、中盤に連続して12日間無黒点の日が続きました。 4月と同じ日数が並び、太陽の活動度はどちらへ向かうのか、じらされる結果となっています。
現在も、5月の後半から連続して黒点が現われてはいますが、 フレア活動はほとんど見られず、太陽は静穏なままです。 全体としては、太陽活動が低調であることは変わらず、 この表の発表も、もうしばらく続くことになりそうです。 その太陽は、現在、1076黒点群が南西(右下)方向に見えています。 黒点の面積は更に増えているようです。 しかし、X線のデータには特に変動はなく、静かな黒点です。 太陽風は、高速風の第二波がやって来ました。 昨夜に入って再び速度が上昇し、550km/秒の高速風となっています。 コロナホールは東西に広がっていたので、高速風の分布にも広がりがあったのでしょう。 磁場強度も6nTくらいに強まり、-5nTレベルの南向き磁場も発生しています。 この影響で、AE指数で800nTほどの中規模のオーロラ活動が発生しています。 SOHO EIT195を見ると、北半球のコロナホールは西端近くに去りつつあり、 高速風がこれ以上強まることはなさそうです。 2日程度で落ち着くのではないでしょうか。 また、EIT195では、次のコロナホールが太陽の中心線に近づいています。 南極から北半球の中緯度近くまで、縦に細く連なったコロナホールです。 ここからの影響は、4日くらい先にやって来そうです。 コロナホールの様子から、短期間の高速風になりそうです。 太陽風が再び強まった影響は、放射線帯の高エネルギー電子にも現れています。 青線のGOES11、赤線のGOES13、どちらも急激に大きく減少しています。 磁気圏が変動しているためです。 ただし、こちらはこの後に回復して、再び高いレベルに達する可能性があります。 もう2日程度は、変化に注意してください。 2006年7月以降の、月ごとの無黒点日数の変化 (c) 作図 : 宇宙天気ニュース、データ : SIDC 2008年1月以降に出現した太陽黒点の緯度の変化。 (c) 作図 : 宇宙天気ニュース、データ : SIDC SOHO EIT195による太陽コロナ。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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