宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2010/ 6/ 2 11:07 更新 高速太陽風は続いていますが、速度は500km/秒に下がってきました。放射線帯が強まっています。 担当 篠原 太陽風は、昨日のニュースの頃までが最高速度だった様で、 以降、じわじわと速度は低下し、 昨日は、600km/秒とだいぶ高めだった太陽風の速度は、 現在は500km/秒と普通の高速風になっています。 磁場強度は、5nTをやや割ったくらいで、まだ大きく低下はしていません。 コロナホールの分布もあり、 まだこのまますぐに速度が下がってしまうことではない様に思います。 速度の低下とともに、磁気圏の活動も規模が小さくなっています。 AE指数は500nT程度と、小規模の活動ばかりです。 SOHO EIT195を見ると、高速風をもたらしているコロナホールは、 ちょうど北半球の中心部を通りすぎたところです。 緯度が高めなので、地球への影響度は読みにくいところがあるのですが、 27日周期の図も参考にすると、 まだ、このまま3〜4日程度は速度が高めの状態が続くのではないでしょうか。 磁気圏でも、小規模の活動がしばらく見られそうです。 今回の擾乱を受けて、放射線帯の高エネルギー電子が一段と増加しています。 GOES11、13の両衛星が10,000の警戒レインを突破しています。 衛星の運用ではしばらく注意が必要な状態です。 太陽では、1076黒点群が昨日よりもはっきり見えるようになっています。 しかし、活動は特になく、太陽は静穏です。 また、EIT195を見ると、1076群の左下の明るい領域が強まっているようです。 やがてこちらにも黒点が発生するかもしれません。 SOHO EIT195による太陽コロナ。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |