宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:05)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏内が荒れています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/30 --- ---
5/29 --- ---
5/28 --- ---

黒点  5/30 (NOAA)
磁場 フレア
1073 5 β ---
1074 3 β ---
1075 5 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:56 389 -1.1
-2 h 391 +1.6
-4 h 381 +2.9
-6 h 360 +0.3
-8 h 349 -2.0
-10 h 347 -4.9
-12 h 338 -7.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -69 19/ 30
-2 h -73 51/ 18
-4 h -80 58/ 19
-6 h -89 47/ 7
-8 h -101 38/ 29
-10 h -109 10/ 29
-12 h -115 -24/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^2
5/30 0.4 9x10^2
5/29 0.4 2x10^2
5/28 0.4 5x10^1
5/27 0.4 7x10^1
5/26 0.4 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 5/25 13:48 再びCMEが発生しています。4日後くらいの太陽風に影響が現れそうです。現在の太陽風は300km/秒です。
2010/ 5/26 13:29 300km/秒の低速の太陽風が続いています。明日以降、CMEの影響がやって来そうです。
2010/ 5/27 09:38 太陽風は、350km/秒と低速です。今日か明日くらいにCMEの影響が到来すると思われます。
2010/ 5/28 13:03 CMEの擾乱がやって来ました。今のところ太陽風の変化は小規模で、目立った影響はなさそうです。
2010/ 5/29 11:38 太陽風の磁場が15nT近くまで強まっています、南向きの影響で小規模の磁気嵐が発生しそうです。
最新のニュース

2010/ 5/30 13:05 更新
太陽風磁場が大きく南を向き、磁気嵐が発生しました。続いてコロナホールの影響が始まりそうです。

担当 篠原

昨日始まった太陽風磁場の強まりは、15nTのまま半日ほど経過し、
現在も11nTくらいに強まった状態が続いています。
南北成分は、昨日のニュース以降-15nT近くまで大きく振れ、
今朝までずっと南向きになっていました。

CMEの噴出によって、太陽から磁場のかたまりが流れてきたと考えられます。
太陽の写真に続いて、ACEの一週間の図を掲載します。
磁場の南北成分が、半日ほど大きく南向き(マイナス方向)に振れている様子がよく分かります。
磁場のかたまりが流れてきた時に見られる変化です。


太陽風の速度は、360km/秒とやや低速のままでしたが、
磁場の南向きがかなり強まったため、磁気圏の活動はかなり活発になりました。
AE指数は、1000nTから、最高1500nTに達するかなり大きな変動をしています。

沖縄の磁場データも、昨日のニュース以降、どんどん低下し、
静穏レベル(青線)から最大で-130nTの低下となりました。
この変動幅には、局地的な影響が含まれるので、
世界規模で観測するDst指数を参照すると、最大で-80nTの低下となっています。
中規模の磁気嵐が発生したようです。

太陽風磁場の強まりは、現在も続いています。
しかし、強い南向きの傾向は終わり、今朝からは0nTを挟んで南北に振れるようになっています。
それとともに、AE指数の変動は小規模になっています。
沖縄の磁場データも最大値を超え、回復の傾向にあります。

CMEによる擾乱は一段落ついて、次は、コロナホールの高速風の到来となりそうです。
明日くらいに始まる可能性があります。


太陽では、昨日現われた太陽の北東(左上)寄りの黒点に、
1073黒点群という番号が付けられました。
続いて、北半球の西橋に1074黒点群、中心南寄りに1075黒点群が発生し、
どれも小さいながら3つの黒点群が見えています。

フレア活動は特になく、太陽は穏やかです。



SOHO EIT195による太陽コロナ。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。
(c) SOHO (ESA & NASA)


1週間の太陽風データ
(c) NOAA/SWPC


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



沖縄の磁場擾乱
下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。