宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 5/28 13:03 更新 CMEの擾乱がやって来ました。今のところ太陽風の変化は小規模で、目立った影響はなさそうです。 担当 篠原 つい先ほど、28日11時(世界時28日2時)に、CMEによる太陽風の擾乱がやって来ました。 ACEのグラフを見ると、昨夜から速度は320km/秒に下がっていましが、 つい先ほど、急に360km/秒へ上昇しています。 同時に、プラズマの密度も、0.2個/cm^3くらいに下がっていたものが、 一気に10個/cm^3近くへ増加しています。 磁場強度は、2nTから4nTに強まった程度で、目立った変化ではありません。 全体的に太陽風の変動としては小規模で、 このままであれば、地球へは特に影響を及ぼすことはないでしょう。 明日には、第二波がやって来ると思われますが、 そちらも、同じような規模かもしれません。 AE指数は、またデータエラーが発生しているようです。 しかし、ほとんど変化はありません。 太陽風にこれ以上の変化が発生しなければ、今後も静穏でしょう。 SOHO EIT195の太陽コロナ写真によると、コロナホールは、太陽の中心線に達しています。 これから3日後の、31日くらいから影響が始まるのではないかと思います。 前周期は日本時間で5月2日から3日に変わる頃に高速風が始まりました。 単純に27日を足すと、29日から30日くらいと予想できます。 しかし、今回は、コロナホールの広がりが東側に縮まっていて、 高速風の始まりは遅れそうに見えます。 実際にどうなるか、明日以降はACEの変化に注意してください。 太陽は、1072黒点群が西の端に近づいています。 今日も見えている黒点はこれひとつで、 東端から上がってきた活動的な領域には、白斑が見えるだけでした。 X線のデータにもほとんど変化はなく、太陽は穏やかです。 SOHO EIT195による太陽コロナ。28日12時半(世界時28日3時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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