宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:38)
太陽フレアは静かです。
太陽風南向き磁場が大きくなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/29 --- ---
5/28 --- ---
5/27 --- ---

黒点  5/29 (NOAA)
磁場 フレア
1072 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:26 351 -8.5
-2 h 362 -7.4
-4 h 379 -3.7
-6 h 387 +4.1
-8 h 361 +5.5
-10 h 362 +6.2
-12 h 376 +2.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -35 -12/ 9
-2 h -24 -6/ 21
-4 h -15 15/ 7
-6 h -11 15/ 7
-8 h -11 13/ 4
-10 h -13 7/ 10
-12 h -15 8/ 11

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^1
5/29 0.4 8x10^1
5/28 0.4 5x10^1
5/27 0.4 7x10^1
5/26 0.4 2x10^2
5/25 0.5 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 5/24 09:31 フィラメンの噴出によって、地球方向にCMEが発生しています。現在の太陽風、磁気圏は静穏です。
2010/ 5/25 13:48 再びCMEが発生しています。4日後くらいの太陽風に影響が現れそうです。現在の太陽風は300km/秒です。
2010/ 5/26 13:29 300km/秒の低速の太陽風が続いています。明日以降、CMEの影響がやって来そうです。
2010/ 5/27 09:38 太陽風は、350km/秒と低速です。今日か明日くらいにCMEの影響が到来すると思われます。
2010/ 5/28 13:03 CMEの擾乱がやって来ました。今のところ太陽風の変化は小規模で、目立った影響はなさそうです。
最新のニュース

2010/ 5/29 11:38 更新
太陽風の磁場が15nT近くまで強まっています、南向きの影響で小規模の磁気嵐が発生しそうです。

担当 篠原

今日の朝早く、29日4時(世界時28日19時)頃から、太陽風の磁場強度が強まり始め、
現在、15nT近くまで高まっています。
2つめのCMEの影響がやって来たのだと思われます。

それとともに、磁場の南北成分が大きく南に向く様になり、
現在、-10nTに達しています。
この影響で、磁気嵐などの磁気圏活動が強まりそうです。
ただし、速度の方は全く変化がなく、370km/秒とやや低速の状態で安定しています。
この様子であれば、磁気圏の擾乱は強まっても、
規模としては小規模にとどまりそうです。

AE指数のグラフ(エラーデータの影響が続いています)では、
右端の最新のデータの幅が広がり始め、磁気圏にエネルギーが流れて込んでいることが分かります。
沖縄の磁場データも、小幅の低下が始まっているようですが、
時間帯の問題もあり(朝側は分かりにくいです)、磁気嵐の状況はまだはっきりしません。

南向きの磁場は、まだこれから数時間にわたって続きそうです。
これから、変化が見えてくるでしょう。
注目してみてください。


速度の高まりは来なかったことから、明日くらいまではこのまま低速風が続きそうです。
CMEによる磁場の強まりが通過した後、今度はコロナホールの高速風がやって来そうです。
SOHO EIT195を見ると、コロナホールは西半球側に進んでいます。
先頭部分からの太陽風は、既に地球方向へ向かって飛び出していると思われます。


太陽では、1072黒点群が没しつつありますが、
新しく、東側に小さな黒点が出現しました。
SOHO EIT195で明るく光っていた領域です。

現時点では、X線のデータは静穏です。



SOHO EIT195による太陽コロナ。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



沖縄の磁場擾乱
下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。