宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 5/25 13:48 更新 再びCMEが発生しています。4日後くらいの太陽風に影響が現れそうです。現在の太陽風は300km/秒です。 担当 篠原 昨日紹介した太陽の爆発現象ををそのままもう一度繰り返したような現象が発生しました。 発生時刻は、24日23時(世界時24日14時)くらい、 場所は昨日と同じで、SOHO EIT195のコロナ写真の、 太陽の中央から少し右上に明るく見える活動領域です。 GOESのX線データでは、B1の小さな長時間型の変動が観測されています。 SOHO LASCO C3では、CME(太陽ガスの放出現象)が観測されています。 昨日報告したCMEも含めて、2回連続して飛び出す様子を動画で見て下さい。 どちらも、太陽全体を包むように広がるハロー型と呼ばれるCMEになっています。 地球に向かって飛び出していると考えられるので、これから3〜4日後くらいに、 2発連続で地球に押し寄せてくるかもしれません。 今後のACEの変化に注目してください。 このCMEをSTEREO Behindから見てみましょう(2枚目の写真)。 今日はBehindなので、地球は写真の右方向にあります。 そちらへむかって、ガスが風船のように広がっている姿が見えています。 この様子だと、地球へ影響がやって来るのは確実かもしれません。 太陽では、目立った活動はこれくらいで、 1072黒点群は静かに安定しています。 SOHOの写真では、南半球の西端(右端)にも小さな黒点が発生しているようです。 EIT195で明るく光っている場所です。 小さな群でもあり、NOAAの番号が付くかどうかは分かりません。 太陽風は、速度が300km/秒まで下がってしまい、しっかりと低速風です。 磁場強度は、3nTから4nTくらいとこちらも穏やかです。 コロナホールの回帰かCMEの影響がやって来るまでは、このまま低速風が続きそうです。 EIT195の北半球の東端(左端)には、コロナホールの暗い影が見え始めています。 この位置だと、影響が及ぶまでにまだ6日くらいかかりそうです。 引き続き様子を見ていきましょう。 昨日に続いて、今日の未明にもCMEが発生しました。SOHO LASCO C3。 (c) SOHO (ESA & NASA) STEREO Behindから見たCME。地球は右側にあります。 (c) STEREO (NASA) SOHO EIT195による太陽コロナ。25日13時(世界時25日4時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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