宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:29)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/26 --- ---
5/25 --- ---
5/24 --- ---

黒点  5/26 (NOAA)
磁場 フレア
1072 6 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:15 320 +5.2
-2 h 299 +6.4
-4 h 310 +5.3
-6 h 294 +0.6
-8 h 299 -3.5
-10 h 295 +1.9
-12 h 297 +0.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -12 15/ 8
-2 h -13 10/ 3
-4 h -15 10/ 3
-6 h -16 10/ 2
-8 h -14 12/ 15
-10 h -16 -1/ -
-12 h -18 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^1
5/26 0.4 2x10^2
5/25 0.5 2x10^2
5/24 0.4 1x10^2
5/23 0.4 1x10^2
5/22 0.5 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 5/21 09:08 およそ10日ぶり太陽に黒点が現われました。太陽風はやや高速くらいに下がっています。
2010/ 5/22 09:09 太陽に1072黒点群がありますが静穏です。太陽風は平均的な速度になっています。
2010/ 5/23 13:08 1072黒点群は静穏です。太陽風は低速風になり、磁気圏も静かです。
2010/ 5/24 09:31 フィラメンの噴出によって、地球方向にCMEが発生しています。現在の太陽風、磁気圏は静穏です。
2010/ 5/25 13:48 再びCMEが発生しています。4日後くらいの太陽風に影響が現れそうです。現在の太陽風は300km/秒です。
最新のニュース

2010/ 5/26 13:29 更新
300km/秒の低速の太陽風が続いています。明日以降、CMEの影響がやって来そうです。

担当 篠原

穏やかな太陽風が続いています。
速度は、300km/秒に下がったまま安定しています。
磁場強度は、グラフの縦軸が縮まってしまい、読み取りにくいのですが、
7〜8nTに少し強まっています。
まだ、CMEの影響がやって来るには早いので、すぐに大きく変化することはないと思います。

今日のAE指数は、エラーデータが混じっているようで、変な図になっています。
基本的には穏やかな状態が続いている様です。
ただ、昨日あたりは、太陽風磁場が弱い南向きになっていたので、
地上でも弱いオーロラ活動は見られたのではないでしょうか。

もうしばらくは低速の太陽風が続くと思われるので、その間は、磁気圏も静穏でしょう。
明日か明後日くらいに、太陽で発生したCMEの影響がやってくると思われます。
速度はそれほど高くないと思いますが、まとまった磁場が運ばれてきて、
強い南向き磁場を作り、磁気嵐や活発なオーロラ活動を起こす可能性があります。

CMEの影響は2回にわたって到来し、その後は、コロナホールによる高速風が始まると思われます。
これから1週間程度、にぎやかな状態が続くかもしれません。


太陽では、中心やや北寄りに小さな黒点が発生しています。
まだ番号は付いていないようです。

X線のグラフでは、B6の小さなフレアが発生しています。
1072黒点群で発生したそうです。
しかし、1072群が特に活動を強めているという様子は見られず、
太陽は、基本的には穏やかな状態が続くでしょう。



SOHO EIT195による太陽コロナ。26日13時(世界時26日4時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。