宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 5/23 13:08 更新 1072黒点群は静穏です。太陽風は低速風になり、磁気圏も静かです。 担当 篠原 1072黒点群は、黒点の大きさが少し広がっています。 しかし、X線グラフには目立った変化はなく、フレア活動は起こしていません。 EIT195では、東端に明るい領域が見えますが、こちらも特に動きは無いようで、 静穏な太陽が続いています。 太陽風は、速度が400km/秒台を割って、380km/秒とやや遅い風になっています。 磁場強度も4〜3nTとやや弱めです。 磁気圏も静穏で、オーロラの活動度を示すAE指数は、ほとんど変化していません。 今日のSOHO EIT195を見ると、 目立ったコロナホールはありません(小さいものは見えますが)。 しかし、STEREO Ahead、Behindで太陽の両側を見ると、 左右それぞれに南北方向にコロナホールが伸びています(1枚目の写真を見て下さい)。 お互いがちょうど裏側に位置するように、黒い縦の筋が伸びています。 まるで、太陽は縦にばっさりと切り落とされているかの様です。 1週間くらい先に、左のSTEREO Behindに見えているコロナホールの影響で、 高速の太陽風がやって来るでしょう。 2機のSTEREO衛星で、太陽の左右を同時に見ます。 (c) STEREO (NASA)、SOHO (ESA & NASA) SOHO EIT195による太陽コロナ。23日13時(世界時23日4時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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