宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:29)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/20 --- ---
5/19 --- ---
5/18 --- ---

黒点  5/19 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:15 483 -0.8
-2 h 506 +2.5
-4 h 469 +2.4
-6 h 458 +3.3
-8 h 477 +1.5
-10 h 453 -1.0
-12 h 391 +4.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -11 -1/ 9
-2 h -11 2/ 4
-4 h -12 1/ 5
-6 h -15 -3/ 7
-8 h -17 4/ 9
-10 h -8 9/ 26
-12 h -11 17/ 14

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^1
5/20 0.3 4x10^2
5/19 0.4 6x10^1
5/18 0.5 2x10^3
5/17 0.5 4x10^3
5/16 0.5 4x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 5/15 08:18 300km/秒台中盤の穏やかな太陽風が続いています。これから速度の上昇がやって来るかもしれません。
2010/ 5/16 12:24 太陽風は低速で、穏やかな状態です。LASCO C3にプレアデス星団が見えてきました。
2010/ 5/17 09:54 太陽風は低速(340km/秒)で、磁気圏も穏やかです。月と金星の大接近が見られました。
2010/ 5/18 12:53 360km/秒の穏やかな太陽風が続いています。明日くらいからコロナホールの影響が見られるかもしれません。
2010/ 5/19 11:26 360km/秒の穏やかな太陽風が続いています。これから速度がやや高まるかもしれません。
最新のニュース

2010/ 5/20 09:29 更新
500km/秒の高速太陽風がやって来ました。磁気圏は静穏です。太陽は無黒点が続いています。

担当 篠原

昨夜、19日21時(世界時19日12時)頃から、太陽風の速度が上昇を始め、
500km/秒ほどの高速太陽風がやって来ました。
それから半日ほど経っていますが、現在もこの速度で安定しています。

昨日、8nTに強まっていた磁場強度は、その後10nTを超えるくらいにまで高まりました。
今朝になって少し下がっていますが、まだ、9nT程度の強さです。

この様子から、高速風の領域としてはまだ前半部にあり、
速度はもう一段上昇する可能性があります。
今回の変化が、北半球のコロナホールからの影響だと見ると、
これから南半球側のコロナホールの影響が加るのかもしれません。
引き続き、太陽風の変化に注目してください。


太陽風の磁場は強まりましたが、南北成分は、だいたい北寄りに推移しています。
このため、磁気圏への影響はあまり大きくありません。
AE指数では、一部の時間帯で300nTの変動が発生しただけで、その他は静穏です。
磁場の傾向がこのままであれば、この後も磁気圏活動は比較的穏やかに推移するでしょう。
しかし、磁場の傾向が逆向きに変われば、そこからオーロラは活動的になります。


今日のSOHO EIT195は、写真の明るさが下げられていて、
コロナホールの様子が見にくくなっています。
この写真では、南半球側のコロナホールは太陽の中心線を完全に通過した様です。
このため、高速風の影響は、これから4日くらい先までと見込めそうです。


太陽は、今日も無黒点です。
STEREOのAhead、Behindを見ても、
黒点のありそうな活動的な領域はほとんど見られません。



SOHO EIT195による太陽コロナ。20日9時(世界時20日0時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。無黒点が続いています。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。