宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 5/16 12:24 更新 太陽風は低速で、穏やかな状態です。LASCO C3にプレアデス星団が見えてきました。 担当 篠原 SOHOのLASCO C3カメラに、プレアデス星団(すばる)の姿が現われました。 すばるは、夜空では冬の星ですが、 太陽の近くを見るSOHOのカメラでは、その反対の季節に現れます。 毎年の恒例行事で、 この写真を見ると、これから暑くなるんだなと感じます(鹿児島だと特に・・・)。 太陽風の速度(ACEの黄色線)は、400km/秒から340km/秒ほどに低下し、 太陽風は低速風に戻っています。 プラズマの密度(橙色線)も減少して、0.1個/cm^3付近を推移しています。 この影響で、速度の測定に誤差が生じ、グラフが拡散しています。 太陽風の磁場強度(白線)は、5nTでほぼ安定しています。 この様子では、コロナホールの影響はまだすぐには来そうにありません。 もう1日くらい様子を見る必要がありますが、このまま穏やかに過ぎていく可能性もあります。 磁気圏のオーロラ活動も静かです。 AE指数はほとんど変化していません。 SOHO EIT195では、次のコロナホールが、いよいよ太陽の中心線に達しています。 小さい写真で、27日前の様子と比較してみましょう(左:最新、右:27日前)。 すると、全体的にコロナホールの位置が東にずれ、回帰が1日ほど遅れている様です。 コロナホールの位置は、南北それぞれより低緯度側に下がる一方、 東西のずれは大きくなった様です。 また、コロナホールの形は、どちらも丸くなって、 面積は大きくなっているように見えます。 このことから、今周期の影響度が分かるというわけではありませんが、 前周期の太陽風にはほとんど影響がなかったという状況が、今回は変わるかもしれません。 3日後くらいから注目してください。 太陽は、無黒点で穏やかな状態が続いています。 SOHO衛星のLASCO C3カメラの左端に、プレアデス星団(すばる)が現れました。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO EIT195による太陽コロナ。16日12時(世界時16日3時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。無黒点が続いています。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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