宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:18)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/15 --- ---
5/14 --- ---
5/13 --- ---

黒点  5/14 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:06 373 +1.8
-2 h 362 +1.7
-4 h 356 +2.1
-6 h 361 +2.8
-8 h 345 -1.7
-10 h 336 -1.2
-12 h 355 +1.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
06:59 -13 2/ 2
-2 h -12 0/ 3
-4 h -14 1/ 3
-6 h -16 2/ 3
-8 h -14 -1/ 2
-10 h -13 0/ 3
-12 h -13 -4/ 8

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^3
5/15 0.4 5x10^3
5/14 0.4 4x10^3
5/13 0.5 4x10^3
5/12 0.6 9x10^3
5/11 0.5 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 5/10 10:32 太陽は無黒点です。太陽風は低速になりました。4月までの無黒点日数をまとめます。
2010/ 5/11 10:22 太陽風は300km/秒台中盤と低速状態です。太陽は無黒点です。
2010/ 5/12 11:38 太陽風は400km/秒近くに戻っています。この後、高まりが見られるでしょうか。
2010/ 5/13 09:38 太陽風の速度は500km/秒弱くらいに上がっています。太陽は無黒点です。
2010/ 5/14 12:54 太陽風の速度は下がり、磁気圏も穏やかです。明日くらいに次の速度上昇がやって来るかもしれません。
最新のニュース

2010/ 5/15 08:18 更新
300km/秒台中盤の穏やかな太陽風が続いています。これから速度の上昇がやって来るかもしれません。

担当 篠原

太陽風は、340〜380km/秒と、300km/秒台中盤の穏やかな風が続いています。
プラズマの密度は、減った状態が続いていましたが、今朝くらいから戻り始めています。

磁場強度は、4〜5nTと平均的なレベルで安定しています。
南北成分は、南北にやや振れるようになっていますが、振幅は小さいです。
また、速度も遅いために地球への影響度は小さく、
AE指数は特に目立った変化をしていません。
地球の磁気圏も静穏です。


SOHO EIT195を見ると、コロナホールが太陽の西側の半分程度に進み、
地球へ高速風がやって来る目安のタイミングとなっています。
今日くらいに、太陽風速度の上昇が始まるかもしれません。

コロナホールの規模から考えると、やって来る変動は、それほど大きなものではなさそうです。
前周期には見られなかった変化なので、この後のACEのデータに注目して下さい。


放射線帯高エネルギー電子は、やや高めの状態で安定しています。
太陽風、磁気圏が静穏だと、減衰はとてもゆっくりです。
この後、太陽風の変化がやって来れば、
高エネルギー電子が大きく減少したり、その後再び強まったりという変化が見られます。

太陽は無黒点です。
可視光写真では、南西(右下)の端に白斑が微かに見える程度です。



SOHO EIT195による太陽コロナ。15日7時半(世界時14日22時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。無黒点が続いています。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。