宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 5/15 08:18 更新 300km/秒台中盤の穏やかな太陽風が続いています。これから速度の上昇がやって来るかもしれません。 担当 篠原 太陽風は、340〜380km/秒と、300km/秒台中盤の穏やかな風が続いています。 プラズマの密度は、減った状態が続いていましたが、今朝くらいから戻り始めています。 磁場強度は、4〜5nTと平均的なレベルで安定しています。 南北成分は、南北にやや振れるようになっていますが、振幅は小さいです。 また、速度も遅いために地球への影響度は小さく、 AE指数は特に目立った変化をしていません。 地球の磁気圏も静穏です。 SOHO EIT195を見ると、コロナホールが太陽の西側の半分程度に進み、 地球へ高速風がやって来る目安のタイミングとなっています。 今日くらいに、太陽風速度の上昇が始まるかもしれません。 コロナホールの規模から考えると、やって来る変動は、それほど大きなものではなさそうです。 前周期には見られなかった変化なので、この後のACEのデータに注目して下さい。 放射線帯高エネルギー電子は、やや高めの状態で安定しています。 太陽風、磁気圏が静穏だと、減衰はとてもゆっくりです。 この後、太陽風の変化がやって来れば、 高エネルギー電子が大きく減少したり、その後再び強まったりという変化が見られます。 太陽は無黒点です。 可視光写真では、南西(右下)の端に白斑が微かに見える程度です。 SOHO EIT195による太陽コロナ。15日7時半(世界時14日22時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。無黒点が続いています。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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