宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 5/18 12:53 更新 360km/秒の穏やかな太陽風が続いています。明日くらいからコロナホールの影響が見られるかもしれません。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日より360km/秒でほぼ安定しています。 低くなっていたプラズマの密度も戻り、1個/cm^3で推移しています。 磁場強度も、4〜5nTと平均的な強さで安定しており、 穏やかな太陽風が続いています。 このため、磁気圏も概ね静穏です。 AE指数を見ると、200〜300nTほどの小規模の変化が度々発生しています。 これは、太陽風の磁場の南北成分が、南寄り(マイナス方向)の傾向を保っているためです。 -3nTほどの弱い南向きの磁場と、やや遅い太陽風速度の組み合わせで、 この様な小さな変動が頻繁に発生しているのです。 SOHO EIT195では、コロナホールが次第に西半球の中ほどに移動しています。 今日いっぱい穏やかな太陽風が続き、 明日くらいからこのコロナホールの影響がやって来るかもしれません。 今日の写真では、南北に離れたコロナホールを繋ぐかのように、 赤道付近にも小さな穴が見えています。 太陽風として、どのくらいの影響がやって来るのか、 明日以降のACEのデータに注目してください。 太陽は、無黒点が続いています。 5月9日に黒点が見えなくなって以来、今日で10日目です。 このまま行くと、先月(12日)を上回る無黒点の日数になるかもしれません。 SOHO EIT195による太陽コロナ。18日12時(世界時18日3時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。無黒点が続いています。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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