宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:38)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/13 --- ---
5/12 --- ---
5/11 --- ---

黒点  5/13 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:26 486 -0.9
-2 h 495 -0.6
-4 h 458 +0.6
-6 h 467 +2.4
-8 h 473 +0.4
-10 h 477 -0.8
-12 h 477 -2.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -15 -15/ 5
-2 h -12 -11/ 3
-4 h -11 -14/ 1
-6 h -13 -11/ 3
-8 h -15 -12/ 3
-10 h -15 -16/ 7
-12 h -11 -16/ 9

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^3
5/13 0.4 4x10^3
5/12 0.6 9x10^3
5/11 0.5 2x10^4
5/10 0.6 2x10^4
5/ 9 0.5 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 5/ 8 12:36 高速太陽風は480km/秒まで下がっています。弱いオーロラ活動が続いています。
2010/ 5/ 9 11:31 1069黒点群が、C9.3の小規模フレアを起こしました。高速太陽風は終わり、420km/秒となっています。
2010/ 5/10 10:32 太陽は無黒点です。太陽風は低速になりました。4月までの無黒点日数をまとめます。
2010/ 5/11 10:22 太陽風は300km/秒台中盤と低速状態です。太陽は無黒点です。
2010/ 5/12 11:38 太陽風は400km/秒近くに戻っています。この後、高まりが見られるでしょうか。
最新のニュース

2010/ 5/13 09:38 更新
太陽風の速度は500km/秒弱くらいに上がっています。太陽は無黒点です。

担当 篠原

昨日の昼ごろより、太陽風の速度は一段上昇して、480km/秒ほどになりました。
そのまま、現在まで500km/秒弱くらいで安定しています。

27日周期の図を見ると分かりますが、
前周期(4月15日)とほぼ同じタイミングに、同程度の速度の高まりがやって来ました。

昨日のニュースの頃に見られていたプラズマ密度の高まりは、
速度上昇につながる変化だったようです。
速度が上がり始めるとともにこちらは低下して、通常の密度に戻っています。


磁気圏は比較的静穏です。
オーロラの活動度を示すAE指数を見ると、
グラフの中ほどに、500nTの小規模の変化が発生しています。
しかし、その他の時間帯は静穏で、
これは、太陽風磁場の南北成分が概ね北寄りに推移しているためでしょう。


SOHO EIT195の太陽コロナ写真を見ると、
太陽の中心付近のコロナホールは、昨日よりも濃く写っています
(見ている角度の違いによるのだと思います)。
この様子では、ここからの影響で、ある程度の速度上昇が見られるかもしれません。
2日後くらいに注目してください。

また、東端には南北の低緯度側にそれぞれコロナホールが見えています。
この低い角度でも見えていることを考えると、十分な濃さを持ったコロナホールの様です。
ただ、緯度がやや高めにあるためか、前周期は450km/秒程に速度が上がった程度でした。

今回はどうなるか、数日経ってコロナホールがはっきり見えてくると、
前周期との比較もできるでしょう。


放射線帯高エネルギー電子は、昨日の時点で大きく減少しました。
今日は、警戒レベルを割っています。


太陽では新たな黒点の出現はなく、無黒点が続いています。
X線のグラフには、Bクラスの小さな活動が見られていますが、
これらは西の端近くにあった活動領域が起こしていた現象です。
現在は西の端にほぼ没していて、地球からはもう見えなくなります。

EIT195の太陽画像は、明るい領域がほぼ見られなくなり、穏やかな印象です。
しかし、中央部や東端付近には、コロナホールの暗い領域がいくつか見えていて、
一頃の、全く何にもなかった太陽よりはましな感じです。



SOHO EIT195による太陽コロナ。13日9時(世界時13日0時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。無黒点です。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。